うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

9億4千万㎞の旅....(9307)

2009年12月31日 16時07分54秒 | うべプラネタリアン
地球~太陽間はおよそ1億5千万㎞、円軌道として、2πrは9億4千万㎞だから
2009年にこれだけ動いたことになる。
さらに、太陽は我々を引き連れてヘルクレス座の方向に1年で6億㎞移動し、
天の川銀河の周りを秒速220㎞のスピードでまわっているので、70億㎞移動し、
天の川銀河はアンドロメダ銀河と秒速300㎞で近づき合っているので、
ま、100億㎞くらい移動している。大変な旅だ。
気の遠くなるような時間と空間だが、限りある生命の旅も、1年間は大変な旅なのだ。
その大きい旅のひとくぎりに大晦日と元旦がある。
1年、いい旅につきあって頂いて、ありがとうございます。
明日から始まる新しい区切りも、よろしくおつきあいのほど。

今年最後のプラネタリウム投影...(9304)

2009年12月28日 23時30分38秒 | うべプラネタリアン
今日(12/28)が市の御用納め。プラネタリウムも2009世界天文年としては今日が最後。
次の投影日は年が替わって1月5日。
県の博物館は、今年世界天文年だったから、どれだけの人が星に親しんだかというわけで、
1/1から12/31までのイベント数と動員数を月々報告して欲しいと求めている。
今日それを締めた。イベント数累計183。動員数5260人。
プラネタリウム投影会や移動天文教室、皆既日食観測会参加者など、
市の視聴覚教育センターとして活動した場合に参加した人の延べ人数だ。
雨にたたられたから人数は延びなかった。しかし、183イベントはよくがんばっている。
ちょうど2日に一度何かやったということだ。
市の記録は会計年度締め(4~3月)なので、また数字は変化するだろうが、まあこんなもんだ。
今年最後のプラにはちゃんと流れ星おゆいが顔を出してくれた。
このレディは今年最もいい成果を上げたのではないかしら。
4年生としては腕を上げたと思う。
前日は、モネマネ兄弟が来てくれた。彼らは今年最も多く参加してくれた。
ほとんど全てのイベントに出ている。5260人の中で彼らは50人分は稼いでいるだろう。
こうした星ファンは嬉しいものだ。

アストロノーツ....(9302)

2009年12月23日 22時19分44秒 | うべプラネタリアン
宇宙飛行士。野口さんはロシアのロケットでISSに入った。
ソユーズとISSがドッキングする映像を見てて、改めて面白かったのは、
ちゃんと控えのソユーズがあらかじめISSにくっついていることだった。
それにしてもソユーズの中は狭いね。スペースシャトルより全体かなり小さいから、狭いんだろうか。
これから、野口さん長い間ISSに滞在するんだ。
その間何回かこちらからながめるチャンスがあるだろう。
当面夕方のチャンスは、1/5が宇部の真上を通るはずだ。
後日詳細をここでお知らせしよう。

上宇部校区子ども会...(9301)

2009年12月22日 22時36分14秒 | うべプラネタリアン
今宵上宇部校区子ども会の移動天文教室だった。
ここのところ、ここの天体観望会は悪天にたたられ、今日も星空指数10の予報だったが、
いい方に予報はずれ、快晴に恵まれた。西空低く水星も見えた。
寒い季節だから早めの17:30に開始し、19:45には終えた。
帰宅した20:30ころから雲がはり出したから、まるきり予報はずれとは言えないのかもしれない。
良く晴れた上に、人数も少なかったから、盛りだくさんの対象を見た。
最後の星空案内では流れ星まで流れてくれた。
そういえば今日は冬至で、こぐま座流星群の極大日だ。見ものはふんだんのはすだ。
こんなに稼いだ会もめずらしいのではないか。ざっと挙げると、
6夜の月・木星・水星・海王星(多分)・オリオン星雲・すばる・ペルセ二重星団・M31・M37・流れ星 etc.
そういえば、新川小からも流れ星おゆいが来てたっけ。おゆいはしゃあしゃあといい月の画を撮る。
どこかうまい勘所をつかんだに違いない。同じような仲間の中では出色の存在だろう。

月と木星....(9300)

2009年12月21日 23時11分57秒 | うべプラネタリアン
月と木星の近接は今宵(12/21)と次は1/18に起こる。
いつ見ても美しい景色だ。
昔の人は近接を「犯」と言ったが、「犯」というには1度程度まで近づいた時を
言うらしいから、今宵は3度くらい離れていたので、まあ美景といっておこう。
寒かったが久しぶりに晴れていい観望会だった。

いつもつきぬ土星の謎....(9299)

2009年12月20日 22時19分38秒 | うべプラネタリアン
NASAのHP"APOD"に土星の北極部に六角のジェット気流の映像が載っていた。
今年8月に太陽が土星の北側を照らすようになって、土星探査機カッシーニがとらえたものだという。
ひじょーに不気味である。なんじゃらほい。
秒速100㍍で流れる猛烈な気流らしいが、丁寧な六角になる理由がわからない。
謎は、今後惑星気象学とともに、ああでもないこうでもないと解明が進むだろうが、
いまはひえ~とわけのわからぬ悲鳴をあげておこう。


ほしと音楽のゆうべ....(9298)

2009年12月19日 22時10分40秒 | うべプラネタリアン
プラネタリウムの下で音楽の生演奏をするという特別企画投影は、
年6回やりたかったのだが、事前の出演者の勧誘から始まって猛烈に勢力を費やすので、
いささか疲れ気味である。という理由で今年度は本日のマンドリンアンサンブルが初回だ。
リハーサル1回で画像と音楽を合わせるのはむつかしい。ちょっと反省。

それにしても今日は終日すっごい寒さ。
客足は鈍かろうと予想したが、案の定だった。
演奏者が4名。それより客数が少ないと目も当てられないと思ったが、
最終的には15人程度きていただいたので面目を果たした。
演奏者側からは「今日のような寒い日にわざわざ来て頂けるなら、
こちらから足代を払わにゃならないところですよ」といわれたので、
面はゆい感じがした。
ファンがいていただけるのは嬉しい。ほんとにうれしい。
そのサポートに報いるためにも、もっといい投影会を演出しなければならぬ。

はねた後に、星空観望会の準備をしていたのだが、しゃぁさんは、さりげなく顔を出して、
「空、ダメですよ。だから、望遠鏡もドームもスイッチ切って納めときましたよ」と手当てしてくれた。
お客様もさることながら、こうしたわざわざのバックアップのなんと心強いことか。
しゃあさんといい、はないっつぁんといい、足を向けて寝られない(←たまたまそう向いていないが)。