うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

カノープス 2....(1029)

2010年01月31日 23時56分25秒 | うべプラネタリアン
いい釣り場がある。
「アクトビレッジおの」だ。山深い場所だが確かに見えた。
そして、もうひとつ。我が家のベランダだ。秋口の明け方、確かに見た。
家並みのむこうに、家と家の谷間にすっと光るカノープス。
写真にとっても弧を描く形にはならないけど、この冬ぜひ狙ってみよう。
うまくいったら、いつかここで紹介しよう。
これを機に、皆さんから「我が家から見るカノープス」を募集しようか。

カノープス....(1028)

2010年01月30日 22時05分53秒 | うべプラネタリアン
星ファンの皆さんに、この冬、ぜひカノープスは見せたい。
アケルナルやガクリクスとは言わないまでも、カノープス(南極老人星)を見て、
皆さん長生きをしてもらいたい。
20時時点で追いかけると、2月に入れば、常に地平線(水平線)より上に出ているし、
その時間に限れば、南中は2/27月末だから、ま、しばらく好機は続くわけだ。
あとは天気と場所。
場所をピンポイントで決めておけば、天気のいい時を狙ってそこに集まればいい。
迷わないで、安全で、車で行けて、水銀灯がなくて、いつでも集まれる、南に開けた場所。
友よ、ここならという間違いないポイントを提案して欲しい。
阿知須きらら記念公園の突端(道の駅をまっすぐ海に突き当たるロータリー)などは
いいかもしれないが、国体水泳会場の建設工事もしているし、きららドームの灯も
22時まで点いている。確かに小野田竜王山は良いかもしれない、できれば小野田より
宇部市内の近い方がいい。ところが、宇部工場群の岸壁はことごとく立ち入り禁止ときている。
まぁ宇部は、他所に比べれば、カノープス観望の恵まれた方でもあるんだが、案外
なかなかいい老人星釣り場ポイントがないんだなぁ、これが。

風が強くて....(1027)

2010年01月29日 23時09分50秒 | うべプラネタリアン
良く晴れたが、風が強くて、望遠鏡内の火星もオリオン星雲も揺れっぱなし。
だから寒いの何の。
でありながら、観望会は大にぎわい。延べ30人は優に超えたろう。
出足は多くとも皆さんあまり遅くまでねばらない、早めに手じまい。寒いせいだ。
霞も裾の方は重く残っていたし、月明かりは皓々としていて、とてもじゃないが
カノープスまでは足が伸びない。

定例天体観望会....(1026)

2010年01月28日 17時36分48秒 | うべプラネタリアン
毎月最終土曜を定例観望会に決めていたのに、月齢や天候都合で定例を果たせたことがない。
今年こそと思いつつ30日は満月。満月では芸がないから、明日1/29(金)天体望遠鏡を開ける。
月齢14も15も変わりはないが、天気予報は今夜と明日の星空指数が100 !!
このことがおおきい。
火星と月が目玉。金星は宵に回っているがまだ観望には適さないだろう。
明日よほど好天なら、21時を回ってカノープスを見に海岸に出てみよう。
宇部の白土海岸は、東西に白浜が広がって、南にばっと空けているから、
カノープスをゲットするには最高だ。しかし、それは実は昔の話。
今は住宅地が押し寄せているからいかがか。

月を照らす光....(1025)

2010年01月27日 23時37分49秒 | うべプラネタリアン
月齢の変化とも言うべきか、速い。
今日の画像は2日前の㌻の月と比べてほしい。おなじ虹の入にかかる光と影のライン。
今日の画は1/25 18:30時点。2日前のページ掲載の画像(1023)は1/25 21:00。
虹の入江の乙女岬が見えるかどうかの変化が顕著にわかる。
2時間半でこんなに違う。速いんだ、陽の動き。月の動き。

すばる食....(1023)

2010年01月25日 22時38分30秒 | うべプラネタリアン
すばると月が重なるのは今宵が最後。次のチャンスは18年後とか。
こりゃ観ずにはおけない。おまけにISSがいいコースで走るとなると、朝から雨でも、
夕刻の晴を祈って、キャンセルはできない。
行いが良かったおかげで、雲はしきりと流れていたが、呆然とするほど美しいすばる食を見た。
コリメート式でカメラに納めたが、撮るより見る、これに尽きる。
ほんのり見える地球照にぽつりぽつり消えてゆくすばるの星々。
今夜はお客さんも多く、月の側に星がちりばめられているのを目の当たりにすると、
一様にほぁぁ~んとちょっと湿り気を帯びた歓声を上げる。切ない。だから美しいぃぃ...
そして、月齢が虹の入江の最も美しいタイミングだった。
甘えん坊ユイッペに撮らせたかったなぁ。

ISS....(1022)

2010年01月24日 20時04分15秒 | うべプラネタリアン
昨日は曇ってあきらめかけていたけど、天頂は抜けていたので、ISSを待っていた。
まぁ、なんと明るいこと!  美くしいぃぃい。
オリオンの三つ星あたりに消えていった(ちょうど雲にかかった)。
今宵(1/24)もまずまずの高度で宇部上空を通過するので、、我が家のベランダでカメラを構えた。
夕方まで好天だったから期待したが、19:05には薄雲が張り出して、せっかくのISSの光跡は
太くにじんだり、細くなったり。ろくに使い物にならない。
せめて南に低いあたりに消えてゆく姿を紹介しておこう。
ISSは、この後、明日(1/25 17:50)天頂→オリオン 明後日(1/26 18:13)西→南 と見られる。
明日は会館で観望会を開くが、ISSがメインではない、ついでに早めに集まって(17:40)
ISSを楽しんで、ほんとに観たいのは20時頃の月とすばるのかくれんぼだ。
ISSは、コースは最高にいいが、まだ空が明るくて、写真はどうかな。だから添え物。
その後は2月は全て明け方になる。

アケルナル 3....(1021)

2010年01月23日 21時02分32秒 | うべプラネタリアン
エリダヌス座を星座早見板でみると、線のつながりが、見える星野の外まで延びている。
その先はどうなっているのだろうと、おそるおそる星座早見板の下をめくってみると、
そこになんと“アケルナー”と書いてあるので、あわてて閉じて知らんぷりを決めこむ。
こんな一つ話を嬉しそうに村山定男先生が語っていたのを思い出す。
それにしても実際のアケルナルを、山口県で確認するのは至難の業のようだ。
大気差で浮き上がっても海抜0(つまり海岸)ではダメで、800mくらいの山頂に立たって
やっと0.2度くらいの高度に見えるか...という。
プラネタリウムの壁には拓さんが大島町で撮ったみなみじゅうじγ星(ガクルクス)の写真がある。
「あの拓さんがこんなに苦労した画だもの、アケルナルとガクルクスが同一赤緯としても
まぁ無理っちゅうもんすよ、こんなやっかいなこと、わたしゃ やりませんぜ」と、
はないっつぁんは、ハナから腰を引いている。、
北限に近いからやる意味あるんじゃないのと、再度焚きつけておこう。
若者よ誰かやらぬか。彗星屋さんいかが。

アケルナル 2....(1020)

2010年01月21日 19時23分02秒 | うべプラネタリアン
山口県でアケルナルを撮れないかと、昨日、呼びかけたら、パンと反応が返ってきた。
アケルナルとみなみじゅうじγはほぼ同じ赤緯。みなみじゅうじγが撮られているのなら
アケルナルだって可能だ。
みなみじゅうじγばかり採り上げられるのは、阿知須しぶちょーの言うとおり、
南天の象徴だからだ。
それはそれでいいとして、アケルナルをとらえれば、同時にエリダヌス全容をとらえたことになるから
それはまた格別すばらしい画になると思うな。
思いつきで、防府大平山はどうかといったが、はないっつぁんの言うとおり、防府市の街明りを
南眼下に受けて好条件とは言いかねる。
それならむしろ山口市方便山の方がいいかもしれぬ(冬の深夜に出向くかどうかは別にして)。
方便山も、下関華山も、大平山も、必ず内陸部の高い山は眼下に街明りを持つから、
やっぱり屋代島かなぁ。皇座山はまだ高度が足らないか。
いずれもしんどいなぁ。このしんどさがこれまでのトライを阻んできたのだろうか。