うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

予想外に空の状態が良かったので...(60)

2007年03月17日 23時14分08秒 | うべプラネタリアン
20㌢屈折望遠鏡を開けた。
広報にも出していない“思いつき”なので人は来ないと思ったが、
昨夜のリターンマッチの意味合いも込めて、天文クラブメンバーを中心に
呼びかけをしたら、10人近くの人が集まった。
開けて良かった。
空が実に安定していて、土星がぴしりと決まり、久しぶりにすばらしいシーイングを堪能した。
200倍まで倍率を上げてもクリアで、今宵ほどいい状態の土星は滅多に見られるものではない。
衛星も4個確認できた。カッシーニの空隙もよくみえた。
ここ(宇部市内青少年会館)では、こんなことはめずらしい。

昼間サッカーの練習をして、くたくたのはずの、和樹くんが来てくれた。
しばらく人がひいた後だったので、全く和樹くんの貸し切り。
土星をしきりにデジカメでねらっていたがどんなできばえだったやら。
彼のリクエストに応じ、オリオン星雲に振ったら、土星にいい空なら、オリオン星雲にもいい道理だ。
すごい星雲の広がりとトラペジウムの輝き。
64才とと11才が、わぁいいなぁ、ほん...とうにいいなぁ~~ と
肩を組み合うようにして 一緒に歓声を上げた。実にいい時間だった。
手持ちのコリメート式の撮影だったが、コンパクトデジカメで土星はこの程度には撮れる。