うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

七夕天体観望会....(11182)

2011年06月30日 19時16分10秒 | うべプラネタリアン
折角の星祭りだから七夕の宵は天体観望会は欠かせない。
ところが、定期観望会に設定していながら、行われた試しがない。定期雨天なのだ。
梅雨末期だから仕方がないが、昨夜はちょっと星が見えていたと思ったら、今宵は大雨。
いい大人でも、七夕の宵はおりひめ星とひこ星が寄り添うと思っているが、
おりひめ星をベガと呼び、ひこ星をアルタイルと言えば、デート雰囲気はなくなる。
おりひめ・ひこぼしのデートはないが、今年の7月7日は他の星のダブルデートだ。
一つは、月(月齢6)と土星とスピカ。もう一つは水星とプレセペ星団。
晴れていれば、これだけのものが一度に見られる宵となって申し分ない。
続く7月8日は、上宇部小学校で移動天文教室。2夜連続で晴れてほしいと
贅沢な奇跡を祈るような気持ちだ。

自動追尾カメラ 2....(11181)

2011年06月29日 20時22分08秒 | うべプラネタリアン
PENTAXの自動追尾装置“0-GPS1”は、カメラのキムラヤで18800円と言いおつた。
ネットでは17000円台だからちと高いんでねえの。その辺の千円2千円はともかく
問題は、私はPENTAX K200を使っていて、このカメラには“0-GPS1”は作動しないみたいだということ。
デジカメのエントリー機種“K-r”なら効くみたいだが、いいところ“K-5”は要るだろう。
いずれにせよそうした手立てが気にいらねぇ。
まぁ、カメラ機種の変更は激しいから、古いのはすぐ生産中止になって、
仕方がないけどイラつくなぁ。
カメラから買い換えるとなると、年金生活者には、話にならんド。

NEO天体....(11180)

2011年06月28日 21時15分03秒 | うべプラネタリアン
NEO = Near Earth Object 地球近傍型天体。
直径5~20m程度の非常に小さな小惑星“2011 MD”が、6/28の未明(日本時間)、
地球のすぐ側を通りすぎたようだ。その距離は12,300km。地球の直径幅12,700kmだから
それより近いところを通っていった。
小惑星の中では小さいが、小さいとはいえバカにならない。
もしこれが地球に激突していたら、東日本大震災どころではないだろう。
広島島根山口の3県くらいゆうに蒸発してしまうくらいだ。
こんな危険なNEOを事前にキャッチしようというプロジェクトNASA“LINEAR”が
見つけたものだが、所詮小さすぎてよほど直前にならないと見つからない。
こんな急な話では見つかったところでどう手を打つのか、その手立てまでは
まだ出来上がっていない。軌道計算はちゃんとできているから事前に衝突するかどうかは
判断できる。実は小さなNEOは結構存在し、地球にニアミスするのは頻繁に起きているらしい。
想定外とうそぶくわけにはいかない事象なのだ。

ISS宇部上空通過情報...(11179)

2011年06月27日 22時43分51秒 | うべプラネタリアン
ISS直近の夕方の宇部(山口県)上空通過情報。
① 6/27 21:45 北→北東 条件△(低い)
② 6/27 20:45北→北東 条件△(低い)
③ 6/29 21:22北→北東 条件○
④ 6/30 20:22北→北東 条件△(低い)
⑤ 6/30 21:59北西条件△(低い ④の回帰)
⑥ 7/1 21:00北西→東 条件◎
⑦ 7/2 20:01北→北東 条件△(低い)
⑧ 7/2 21:36北西条件△(低い⑦の回帰)
⑨ 7/3 20:36北西→天頂→南東条件◎
⑩ 7/4 21:14 南 条件△(低い)
⑪ 7/5 20:13 西→天頂→東 条件◎
⑫ 7/7 19:53 西 条件△(低い)
このあとは下旬に明け方。⑨が最高。ただし晴れれば。

自動追尾カメラ....(11178)

2011年06月26日 21時05分12秒 | うべプラネタリアン
とうとうここまで来たか。
ペンタックスが天体を自動追尾するユニットを出した。6/25から発売開始。
赤道儀がいらんカメラで、そのまま三脚に装着しておけば星を点像に撮れるらしい。
「PENTAX O-GPS1」
天文ガイドのテスト使用記事によると、まだ不満部分があるようだが、5分程度ならバッチリとか。
価格はさほど高くない。INで検索したら\20000を切っている。
早いもの買いで食い付きたいが、他社の様子も見てみるか。使用した方がいたら、ご意見を。

新彗星....(11177)

2011年06月25日 23時05分54秒 | うべプラネタリアン
6/6に新彗星が発見された。コード№ C/2011 L4 。 
詳しいことはまだわからぬが、軌道を測ったところ2013年3月に近日点を通過するらしい。
その時の太陽からの距離は地球太陽間の1/3くらい近いところで、光度予想は0等級という。
今さそり座の頭にいるようだが、さぁ、なんと0等だって!予測通りならヘールボップ以来か。
以上は@彗星屋さんの㌻を見ていたくりさんのINFOだが、それをもとにアレンジして記した。
これを聞いた村松星見台台長は「あ、薬ちゃんと服用して、長生きしよう」とのたもうた。
そやそや長生きの秘訣は先の天文スケジュールだ。
彗星屋さんのページに目が放せなくなくなった。

『はやぶさ』展示始動....(11176)

2011年06月24日 23時46分35秒 | うべプラネタリアン
ようやく動き出した。
なにもまだ具体的なことは決まっていないが、ラフなタイムスケジュールを立てて、
10月初めから大騒ぎで動き出す。

宇部天文同好会としては、3月の『はやぶさ』展示に続いてすぐ、5月の金環食観測ツアーが
控えている。こちらもこの7月には旅行社からアイデアが出てくる。忙しい夏になりそうだ。

『はやぶさ』一周忌....(11175)

2011年06月23日 23時00分44秒 | うべプラネタリアン
『はやぶさ』が地球に壮烈な帰還をしたのが2010.6.13。先週が一周忌だった。
その後、多くの研究が進み、持ち帰った(付着していた)粒子も小惑星“イトカワ”のものとわかり、
よくやったとスタンディングオべーションはいまだなりやまぬ。
10月には竹内結子さんや佐野四郎さん(川口教授)、西田敏行さん(的川名誉教授)で
ドラマ映画化されて全国ロードショーも公開されるようだ。
3月にはカプセル現物が宇部に来ることでもあるし、要望に応じて、
“Back To The Earth”のDVDを、6/26のプラ一般投影の際、かけることとした。
よろしかったらどなたでもご来場を。

夏至の日....(11174)

2011年06月22日 21時51分02秒 | うべプラネタリアン
本日(6/22)夏至。一年で最も昼間が長い日とされている。
しかし、日没が最も遅いわけではない。当地宇部で、微妙な時間を測るとつぎの通り。
日付 日の出 日の入
6/15 05:02 19:26
6/20 05:03 19:28
6/22 05:03 19:28
6/25 05:04 19:29
6/30 05:06 19:29
という具合で、日没は1週間後くらいが最も遅い。
ところが日出ももっと遅くなっているので、トータルでみて、6/22前後2日が最も
昼間が長いということになる。

太陽は太陽の幅分だけ動くのに2分かかる(夕陽でみれば、下端が山の端にかかって、
上端が完全に没するまでに要する時間)。
太陽は角度0.5度。地球は、360度一回転するのに24時間(1440分)かかるので、
角度1度ぶん動くのに4分。0.5度なら2分という計算。
上述の時刻をみると、まさに、太陽一個分の幅の範囲内にあるということがわかる。
微妙なもんじゃのぉ。


気になる言葉 2....(11173)

2011年06月21日 22時58分58秒 | うべプラネタリアン
「...親父さん、しばらく我慢してくれ...」
岳父は水戸の広大な公園墓地にねむっている。
その墓地は、3/11の地震に大荒れに荒れた。先日(6/11)墓参りに行ったのだが、
まだ多くのお墓が倒れたままだ。岳父の墓も灯籠が壊れたが、いち早く手当てしてあった。
隣家のお墓もメインの墓石が50度くらいずれていて、気の毒だから、私と息子で
ズレを治そうかと墓石に抱きついたが、石の塊は素手ではいっかな動くものではない。
ま、あまり手を出すことではないので、早々に止したが、そうした傷んだお墓の一つに、
こんな張り紙(紙ではなくブルーシートの断片だった)を見つけた。
「この度の地震で親父さんのねむっているところがずれてしまった。
今諸事情あって早急には直せない。近い将来必ず元通りにするから、
しばらく我慢してくれ (日付と名前)」
いい言葉だ。
ああたいへんだぁと、つぶやいたまま立ち去るのではなく、張り紙をした行為と、
内容と口調に生前の会話が聞こえ、親父さんの微苦笑まで見えるようだ。