うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

や座....(C5)

2007年03月06日 00時00分53秒 | 新・星座物語
いま、新星座物語の参考資料として、全星座の神話とエピソードをまとめています。ちょうど、や座のくだりを書いていたので、添付しましょう。
や座は、プトレマイオスの古くからの由緒ある星座です。

~~~や座は、愛の天使エロス(キューピット)のもつ矢です。
  エロスは、いつも2本の矢をたずさえていました。
  1本は黄金の矢、1本は鉛の矢。
  黄金の矢で射られると、側の異性にたちまち猛烈な恋心を起こしてしまい、
   鉛の矢で射られると、どんなすばらしい異性もたちまちに恋が冷め、
   どんな愛の言葉もも通じないという、使い用を過るととんでもないことの
   起こる神通力のある2本の矢でした。
   その神通力は、老若男女を問わず、神も人も問わず、すべてに強烈な
   効き方をするというのです。
  そして、エロスはとびっきりのいたずらっ子、しかも羽が生えていて
   小さいから、どこへでも出没し、気まぐれにしょっちゅう矢を放っていると
   いう、手に負えない天使です。
  もう一つ手に負えないのは、弓矢の腕がまるでダメだということで、
   いつも狙いがはずれるのだそうです。
  現代にも生きていて、ときどきあっちこっちで、矢を放っては遊んでいるようで....
   そうそう、もうひとつ、エピソード。
   エロスはおっちょこちょいで、矢を落っことして、自分の足に刺さった
   ことがあるらしいんです。 あ、落っことしたのはどちらの矢かって?
  そりゃ....うふふ ~~~