うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

何という天気予報か....(10125)

2010年05月31日 21時06分37秒 | うべプラネタリアン
よほど不安定な気候なんだろう、予報が時間替わりだ。
こんなときバタついても仕方がない。
今日メールのネットワークで流したとおり、ケレスとM8は、6/2に観望会を開く。
ケレスとM8も面白いが、楽しみなのは、6/20の金星とプレセペだろう。
今年はあまり見ものがない年といわれながら、何のなんの決してそんなことはない。
こうして細かい「近接」をさがしてゆけば、決して退屈する時はない。
第一、三日月と金星の接近は4月から8月まで細い月の時は常に起こる。
わけても8月は、12日や13日に、木星以外の惑星が、三日月をまじえて、西空で首脳会議だぞ。
それにペルセウス流星群極大が重なるわけだから、こんなすばらしい夏の宵は
そうそうあるもんじゃない。お楽しみは盛りだくさん。うれしいね。




天気予報を見て....(10125)

2010年05月30日 19時31分56秒 | うべプラネタリアン
ケレスとM8(干潟星雲)との重なりを見る観望会は、6/2(水)とする。
今週は雨にはならないようだが、星空指数は日々微妙に異なり、6/1~3の間では
6/2が最も良さそうだから、その日としよう。
先日のページでも記したように、いて座のM8がほどよい位置に昇るのは22時頃になるので、
観望会は、一旦会館に19:30に集まり、土星や金星を楽しんだ後、
20:30頃から望遠鏡を持ち出して青年の家広場にシフトする。
ダブルヘッダー、観望会の二次会とも言える。事象が起きる時間と会館の閉まる時間が
合わないから仕方がない。
両方あるいは好きな方におつきあい願いたい。
さて、宇宙に長期滞在の野口宇宙飛行士は、6/2正午すぎ(日本時間)ロシアに帰還する。
JAXAのHPで実況中継される予定だ。
夜の観望会でいい話題になるだろう。


同好会例会....(10124)

2010年05月29日 23時13分14秒 | うべプラネタリアン
天文同好会はまだ定着していない。
今日が例会日だったが、前もって連絡しなかったせいか、集まりが悪い。
ま、長丁場で考えよう。
ところで、来月の例会は6月26日(土)だが、ちょうどこの日は月食。月出帯食。
会館からみて、どの辺に月が昇るか、今宵はいいテストケースになるはずだ。
さて、20:45に昇った月は、ちょうどマンションに懸かることが判明。
これでは月出帯食は見られない。
というわけで、次回例会は「きらら浜野鳥公園正面ゲート前集合」とした。
時間はいつものように19:00。期近にまた連絡とることとする。
阿知須支部ちょーの出番だ。

球状星団....(10123)

2010年05月28日 20時15分36秒 | うべプラネタリアン
球状星団(窮状政断←鳩山さんじゃあるまいし)は、望遠鏡で見ると、大きい奴はホント美しい。
ただ、M3なのか、M13なのか、ω星団なのか、どれもみんなひどくよく似ている。
特にこの3つはよく似ている。大好きな球状星団だ。
この星の団子は、直径150光年くらい、でっかい。でっかいがこの中に星は何十万個と
密集していて、3光年の範囲に100個くらい恒星があるという。
太陽と一番近いアルファケンタウリまで4.3光年。それからすると、その間に恒星が、
100個以上詰まっている計算だから、よほど混み合っているというわけだ。
そのまっただ中にいたら、やはり、星明かりがよほど明るいだろう。
内にいるより、外から見るのが美しいと、この場合でも言えそうだ。
画像はAPOD(NASA)からM13

Ceres & M8 ....(10121)

2010年05月26日 18時55分02秒 | うべプラネタリアン
準惑星ケレスと、いて座の散光星雲M8(干潟星雲)が重なる。
これは、6/1~3の間重なっている。梅雨前(卯の花くたし)の季節とはいえ、この間
どこかで晴れるだろうから、是非見よう。
ケレスは、衝の位置で、7.5等。干潟星雲はオリオン星雲につぐ大きさだから、すぐわかる。
格好の見ものだ。写真にも撮れるだろう。
晴れ間を狙って観望会を呼びかけたいが、いて座が上がるのは22時をまわろう。
会館の門限は21:30。ちょうどいい頃は、どこか望遠鏡を持って逃げなければなるまい。
よく晴れた夜、一旦会館に集結して、10㌢でも持ち出して“二次会”を開くことにしよう。
具体的には5月29日天文同好会例会の際、相談する。

卯の花くたし....(E1018)

2010年05月25日 19時27分27秒 | 水の存在
梅雨前の卯の花の咲く頃の、ぐずついた天気を「卯の花くたし」という。気鬱な時期だ。
梅雨にどっぷり浸かってしまえばあきらめもつくが、晴れ間がちょこちょこ繰り返すから、
星好き人ならずともイライラし、体調を崩す。
「でもあなたは食あたりにはなりませんぜ」と、はないっつあんは言う。
種子島の皆既日食をはずし、1/15の大きい部分食をはずし、以前は最高条件の皆既月食をはずした。
真の「食あたり」なら、これらをはずすこたぁないというのだ。
だから、6/26の月出帯食もはずれるでしょだって。
くそ、よく言うよ。
あっしだって、多少の食あたりを我慢しても、ここ一番の「食」に、はずれたかぁねぇよ。
おりしも、向こう3ヶ月(6~8月)夏場の長期天気予報が出た。
今年も、太平洋高気圧は弱めで、その分北の冷気が居座り、ぐずついた天気で、
冷夏になる可能性ありとか。去年と同じじゃん、やだね。こんなん結構あたるんだよね。

おおかみ座....(10120)

2010年05月24日 21時54分38秒 | うべプラネタリアン
さそり座の頭部から南の範囲はおおかみ座だ。
ケンタウルス座の半人半馬の怪人に槍で突かれる野獣、狼の情けない姿だが、
ケンタウルスから、おおかみ、さそりにかけて、この辺は妙に明るさの同じ星々が
ぱらぱらと散っている。
プラでもあまり取り上げることのない、なじみの薄いフィールドだが、
星野写真を撮ると、広範囲に広がった一つの星団だろうなとわかってくる。
この星団に、ひょっとして太陽も含まれているのかもしれず、それなら
我らの兄弟親族の集うふるさとのような星座かもしれない。
じゃあんまり情けない姿だなんて言わない方がいいかも。

月出帯食....(10119)

2010年05月23日 19時55分25秒 | うべプラネタリアン
6月の注目天文現象は、6/26の部分月食。
50%くらい欠ける。皆既月食ではないが、半分欠ければずいぶんと見ごたえあろう。
欠け具合より面白いのは、月が東の地平線に昇るときにすでに欠けていることだ。
月出帯食という。
会館でみれば、となりのマンションの屋上に月が高く上って月食を見る状況になるので、
厳密には、月出帯食という形にならない。つまり、面白くない。
だから、この日、天文同好会の例会日だから、自由にどこかに出かけよう。
さあ、東がよく開けた場所、近郷だとどこがいいだろう。
アイデアを寄せて欲しい。

もはや梅雨入りか....(E1017)

2010年05月22日 19時07分11秒 | 水の存在
5/22天体観望会で、金星とM35の近接を楽しむ予定だったが、夕刻よりかなりの雨。
明日も強い雨らしい。
これだけ降れば観望会開催の是非を悩むこたぁない。
この雨2~3日続くようだから、最早梅雨入りか。
今年はいつまでも寒かったから、初夏の快適さ抜きで雨期となるか。
さ来月、7月30 & 31日星空かんさつ会。
ぼつぼつ申込み受付が始まるはずだ。
近郷の小学生4~6年生を集めての恒例の星漬けの2日間。
今年のコンセプトは「いのちのふしぎ」としたいと考えている。
仲間は、宇部に限らない(小野田でも山口でも横浜でも)、学年もあまりこだわらない
(低学年でも中学でも)、みんな一緒に、宇宙の奇跡「いのちの不思議」について
思いを深めよう。
例年以上に、宇部天文同好会の協力をあおぎたいと思っている。よろしくたのみます。