うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

11月移動天文教室....(11295)

2011年10月31日 13時22分50秒 | うべプラネタリアン
いつもは、11月は移動天文教室の多い月だが、今年は予定が少ない。
今後申し込みが入ってくるかもしれないが、当面3件。
①11/1(火) 東岐波前田自治会 東岐波前田自治会館 18:00~20:00
*当件は10/21 10/28 ともに雨で流れた会のリベンジ。好天3度目の正直をねらう。
②11/18(金) NPOおもしろファーム 宇部市新天町内水神様匠学校(ファームプラザ新天町)
19:00~20:00 「星の世界に魅せられて」と題し、天文講演。
*望遠鏡は持ち出さないので晴雨にかかわらず実施。
③11/25(金) 上宇部校区子ども会 上宇部小学校 18:30~20:00 木星と初冬の星座

以上は気軽にどなたでも参加自由 無料。
ただし②は定員があるので、あらかじめ0836-32-6396に電話申し込みを。

スペースラボ....(11294)

2011年10月30日 22時33分40秒 | うべプラネタリアン
動画サイトの“YouTube”では、Jaxaと協力して、「YouTube Space Lab」なる
サイトを開き、宇宙教育実験として、世界中の14歳~18歳の子ども達から
ISSの中で宇宙実験をするアイデアを募集している。
選考委員には 来年ISSに長期滞在する星出彰彦宇宙飛行士も加わっている。
最優秀提案は、もちろん、ISSで実験実施され、その様子は世界中に配信される。
募集期間は 10/11~12/7。
詳しくは YouTube Space Lab にアクセスするといい。
がんばれ、若き星仲間たち。

11/9の宵....(11293)

2011年10月29日 23時37分38秒 | うべプラネタリアン
11/9(水)の夕方は、この上ない賑やかさだ。
まず、西空に金星 水星 アンタレスが三つどもえで近接する。
同時に東空に目をやれば、木星と月(月齢14)が近接している。
西を見て東を見て、目と首が大忙し。こんな時は、目は馬のように
横についていてほしいような宵の景色だ。
とーぜん観望会である。
早くには11/10と案内した場合もあるが、西空は11/9も11/10も同じようだが、
月と木星は11/9の方が より近い。
もう一つ、11/9がいいのは、17:35にISSが金星のすぐ上を西から南にとおりすぎることだ。
期近くなって天気予報を見ながらネットワークで案内を流すが、
観望会(於:会館)は“11/9 17:30”を目途においてほしい。

二度あることは....(11292)

2011年10月28日 20時33分30秒 | うべプラネタリアン
三度ある。
見事に東岐波自治会の移動天文教室は雨を選んだ。
当初予定の10/21はスポット的に雨。
リベンジの本日10/28は 昨日までの大快晴にうってかわって雨。
主催者に、私にからむとこんな具合だとも言えず、互いに苦笑するしかない。
三度目の正直ともいうので、近いうち再々挑戦としよう。

ところで、明日(10/29)は最終土曜、天文同好会の例会日だ。
これは晴雨にかかわらず開く。『はやぶさ』関連の相談をしたい。

昨日のページ(11291)にコメントを寄せてくれた小6の友は宇部在住なんだろうか。
どうもそうではないようだが、もし近いところだったら、うべプラネタリウムを
ぜひ訪ねてきてほしい。語りたいこと山ほどある。

ISS山口県上空通過情報..(11291)

2011年10月27日 12時19分51秒 | うべプラネタリアン
夕方の、ISS山口県上空通過情報
① 11/3 18:15 北→東 条件△
② 11/4 18:41 北西→天頂で消える 条件◎(-3.6等)
③ 11/5 17:42 北→東 条件△
④ 11/5 19:19 西 条件△(低い)
⑤ 11/6 18:19 北西→南 条件◎(-2.7等)
⑥ 11/7 17:20 北西→ペガスス分断 条件○(-3.2等)*明るさコース共にgoodだがまだ空が明るい
⑦ 11/8 17:57 北西→南西 条件△(-1.0等)
⑧ 11/9 17:35 西→南  条件△(ごく低い。金星・水星の近くを通過、よく晴れれば写真に適)


 

好天の誘惑....(11290)

2011年10月26日 21時41分49秒 | うべプラネタリアン
あまりの好天の誘惑に抗しきれず、予定外に天体望遠鏡を開けると案内した。
宇部の市中の会合がハネたあと秋吉まで足を伸ばそうかとも考えたが、
寒さ対策を何にも考えていなかったので断念した。
歳を考えずにむりをすると「年寄りの冷や水」ならぬ「年寄りの天体感冒」になるので自重自重。
でも好天ねらい撃ちは、いい。
宵、18時ちょい過ぎまでは、金星と木星が180°離れて輝き、実に美しい。
天文学的になぁぁんにも面白い現象ではないが、星空好きにはたまらんとみ。
主鏡は木星一辺倒。
18:30頃 3つ見えていたガリレオ衛星は、20:30過ぎに イオがイボのように
木星本体から顔を出し やがてどんどん離れ、4つの衛星を確認する頃 お開きの21:00。
最初から最後までつきあってくれた厚東から来てくれた高校生は、初めての体験に
足踏みして喜んでいた。
「日々の言の葉」さんは遠く周南から母子で駆けつけてくれた。
雨で流れた秋吉台の星見会のリベンジにはほど遠かったが、木星の動きを目の当たりにすれば、
それはそれなりに楽しんでくれたはずだ。
やはり何より好天の力だね。

夜半の明星・木星....(11289)

2011年10月25日 21時36分29秒 | うべプラネタリアン
10/29が木星の衝。衝とは地球から見て太陽のちょうど反対側の位置にあることをいう。
つまり位置関係は、太陽-地球-木星と一直線に並ぶわけで、太陽を背にして、
一晩中見えていることになる。距離で見れば、木星-太陽間は7億7833万㎞。
地球-太陽間は1億4960万㎞だから、地球-木星間距離はざつと6億3千万kmとなる。
最も近い瞬間だ。だから、見た目の明るさも容易ではない。マイナス3等。
夜中見えている明るい星ということから夜半の明星と呼ばれるゆえんだ。
宵の明星金星が最大光度になるときはマイナス4.7等にもなり、昼間青空の中でも見えるほどだが、
常に明け方か夕方なので空がまだ明るさを残している時間帯で、
その点明るさの迫力は木星の方が強く感じられる。
まぁ、今宵いい天気だから、ちょいと南東の空を見てご覧なされ。
すっげぇぇ明るくみえてるぞぉ。さすがジュピターである。

宵の明星・金星...(11288)

2011年10月24日 19時31分19秒 | うべプラネタリアン
8/15に外合から太陽の東に回りこんだ金星は、夕方西空に見える「宵の明星」となったが、
外合から抜けた頃は太陽に近くほとんど見えない。
2ヶ月くらい経つと西の地平近くにあの強い光の「明星」となって見え始めるのだが、
地平近くは山や建物があったり霞が濃かったりして、なかなか思うに任せない。
金星はヴィーナス、太陽系唯一の女神だから、いつも早く会いたくて心待ちにするのだ。
ようやく、昨夕17:45西空の雲が切れたところから、その輝きを確認した。
あの低さでは、輝きを増して目立つようになるには 11月の声を聞かないとダメだろう。
今後春ころまでしっかり楽しませてもらおう。

闇の星座....(11286)

2011年10月22日 22時42分40秒 | うべプラネタリアン
NHKの「旅のちから」という番組は好きで、よく見る。
土曜朝BSで再放送している。今日(10/22)、メガスターなどプラネタリウムの制作者
大平さんがアンデスの電波望遠鏡のある5000メートルの高地に旅していた。
実際に天の川の中心部を自分の目で見たいという。その番組の中で心に残った言葉がいくつかある。
一つは、暗黒星雲が作るインカの星座。いわば天の川をバックに影がつくる星座の話。
もう一つは、(プラネタリウムは世界にいくつもあるけれど)星空は世界で一つしかない。
暗黒星雲のつくる星座は気に入った。よほど濃く天の川が見えていないと
星座を作るほどに影が浮かんでこない。天の川に浮かぶ暗黒星雲のシルエットが
カエルだったり何とかいう動物だったり鳥だったりする。何という星空なんだろう。
写真に撮れば、さそり座近くにパイプの煙と呼ばれる暗黒星雲が見えてくるし、
みなみじゅうじ座の側のコールザック石炭袋も暗黒星雲だ。でもそれらは眼視ではむりだ。
いわゆる星座は、光として訴えてくるものをむすんでイメージしたものばかりだ。
現代の国際規格の星座も、それぞれの民族の持っていた星座もなべてそうだ。
眼視で暗黒星雲を星座にする(できる)星空を持つ民族なんて....ちょいショック。

二つ目の気になる言葉については後日コメントしよう。