神野町をゆく(87) 神野倉庫(3)・神野倉庫解体
2007年、旧陸軍神野弾薬倉庫の解体作業がほぼ終わりました。
この戦争遺跡は、やがて取り壊されるとは聞いていましたが、解体作業がはじまっているのを知ったのは1月の中旬でした。
さっそく、写真(記録)を撮りに出かけました。
旧神野弾薬庫は、昭和12年(1932)頃に建設され、戦後は加古川刑務所が建てられました。
終戦で不要となった弾薬庫や工場(現在の刑務所と日岡公園の間)など9棟が放置されたままになっていました。
地元の「旧陸軍神野弾薬庫等の戦争遺跡保存会」等が建設の「戦争遺跡」として保存を求めてましたが、傷みがひどく保存は難しい状態でした。
加古川市は、日岡公園の駐車場としてこの3万9千平方メートルの土地を3億2100万円で買収し、そして、解体作業を始めました。
1月半ば頃、工事は急ピッチで進んでいました。
弾薬倉庫は、老朽化が進み、解体もやむおえない面もあるのですが、加古川市から戦争の証がまたひとつ消えました。戦争の風化がどんどん進んでいます。
写真は、いずれも一部です。解体が進む倉庫・解体直前の倉庫・解体直前の倉庫の内部です。
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