神野町をゆく(86) 神野倉庫(2)・弾薬格納号壕
それにしても、洞窟の暗く湿った空気は、気持ちのよいものではありませんでした。
懐中電灯で照らしてみると、砂利をいっぱい含んだ地層のトンネルででした。
ゴキブリのような虫がいました。
この洞窟は、昭和20年でその役割を終えて久しく、緊急の弾薬の避難所でした。
加古川刑務所は、もと「神野倉庫」とよばれ弾薬庫でした。
*「神野倉庫」については、前号「神野町をゆく(85)・神野倉庫」をご覧ください。
終戦もまもない頃、本土空襲も激しくなりました。そのため、弾薬の一部をこれらの洞窟に分散させたのでです。
戦後しばらくは、現在陸上競技場の東側辺りにも、同じ目的でつくられた洞窟が残っていました。
私と同年配の方は、赤土に転々を連なった不思議な穴をはっきりと覚えておられることと思います。
当時は、防空壕だと思っていました。
ずいぶん前に、弾薬庫へ入った時の記憶です。たしか、梅雨の頃でした。
今でも、日岡山近辺のどこかに残っていると思われます。探検してみましょうか。・・・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます