志方町をゆく(138) 横大路(13) 大内家のこと(3)
大内家とシオカキ井戸
『志方町誌』をお読みください。大内家は学者・歌人・医者等々有為の人を多数輩出しています。
江戸時代までは、字を知らない人が多かったので、赤チャンが生まれたら横大路の学者・大内氏に名前を付けてもらう事が普通となっていました。
大内家では、命名を乞われるたびた横大路峠の井戸(シオカキ井戸)で身を清めてた後に命名したといわれています。
シオカキ井戸
横大路峠から高御位(成井)への道をすこし行きます。
「シオカキ井戸」は、その山側の家のそばの農道ぞいに残っています。
この井戸の水がよく出ている時は、釣瓶(つるべ)があって竹の竿がついていたそうです。
昔から霊泉と伝えられ、「シオカキ」とは「清める・潔斎」するという意味です。
この水は赤ちゃんの産湯(うぶゆ)や神仏に供える水として村中の人が守ってきましたが、ある日、突然出なくなりました。
戦後の南海地震の翌日から出なくなりました。水脈がかわったのでしょうね。
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