神野町をゆく(79) 笠塔婆
じもとでは、ハッタイ地蔵と呼んでいます
兵庫県加古川医療センターをから見て、南を流れる曇り川に突き当たった所に小さな垣根に囲まれた一角があります。ここに、今日の話題の傘塔婆があります。
さくら咲く季節以外、あまりここを訪れる人もないようです。
石守の人に大切にされてきた笠塔婆です。が、詳しいことはわかりません。
傘塔婆の横に加古川市文化財保護協会の説明がありますので読んでおきます。
〈笠塔婆〉
この笠塔婆は、凝灰岩製で、無銘のため造立年代はわからないが、おおそらく室町時代に造られたものと思われる。
現在、宝珠を欠き、塔身と笠だけである。蓮座を石の表面より直接刻出し、舟型をを彫り込んで像を像を浮かせている。
仏像は南 釈迦 西 阿弥陀 東 薬壷を持つ薬師如来かと思われる。
塔身高 9.1センチ 仏高 18.5センチ。
なお。この笠塔婆は石守の人たちからは、ハッタイ地蔵として信仰されている。
この仏像は、前号で紹介した「たごり地蔵」の伝承と混線していますが、それだけ病が当時の重要ごとだったのでしょう。
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