2012年11月16日(金) 今日1日何とか空けられそうだったので、森林調査の現場を手伝うため同行した。 今日が最終の調査予定日で、結局今回の現場はこれが最初で最後の調査参加となってしまった。 今日の現地は村上市内の国有林である。 いつも調査の協力をお願いしている2人を含めて5人で現地に向かった。 調査地は車を止めた所から小一時間ほど、山道とは言えない踏み分け道を登ったり下ったりしながらようやくたどり着くような場所だった。 行きに通った尾根から、黄葉とナラ枯れ木と遠くに雪化粧した多分光兎山(コウサギサン)と思われる山が見えたので1枚シャッターを切った。 行きにには全く気付かなかったが、仕事を終わって帰る時にうまそうなナメコがついているナラ枯れの木を見つけた。 その前にも何本かのナラ枯れ木にナメコが出ているのを見つけたが、この木のナメコが一番うまそうだった。 それは偶然朝撮った写真の枯れたナラであった。 つまり写真を撮った側の反対側にナメコがたくさんついていたのである。 ナメコはカシノナガキクイムシが媒介するナラ枯れ菌の害で枯死したナラに出やすい。 原発事故の前であれば喜んでたくさん取って帰ったが、今はキノコがセシウムを吸収しやすいとかで、天然のキノコを敬遠する人が多くなった。 しかし、私のような高齢者にはその影響が出る頃には土に帰っている。 あまり食べ過ぎると将来の大気汚染や土壌汚染に繋がる恐れがあるかも知れないが、少しくらいは全くノープロブレムである。 こんなうまそうな自然の恵みを戴かない手はない。 ということでありがたく収穫させてもらった。 他の現場のチームも今年は毎回たくさんのナメコを収穫してくる。 ナラ枯れの蔓延によることはもちろんだが、、セシウムを怖がって採る人が減ったことも影響しているのだろうか? しかし、我々の行く現場は、地元の人も入らない山奥の国有林だからなんだろう。
〈黄葉とナラ枯れと初冠雪?の光兎山?〉
〈上の写真の枯れたナラの反対側に、うまそうなナメコがついているのを帰りに発見!〉