
2008年8月14日、お盆休みとあって乗鞍畳平は天気が悪いのにもかかわらず、次々と観光客がバスで送り込まれてくる。しかし視界は10~20m程度で、周りの景色どころか、目の前の建物すら時々見えなくなる。それでも中には乗鞍岳山頂をめざして出発する登山者もいるが、ほとんどはあきらめて帰っていく。こちらは仕事なので、山から下りてきたであろうと思われる登山者を中心に利用実態のアンケート調査を行う。横浜から途中1泊してテントを荷台につけて自転車で2700mの畳平まで登ってきた50代の男性がいた。
山道を5時間もかけて登ってきたのに周りは何も見えない。せっかくきたのだからと「乗鞍畳平2702m地点」の看板の前で証拠写真を撮ってあげた。他にも自転車で来る人が多いのに驚いた。確かにマイカー規制は行われているが、自転車は排気ガスを出さないので問題ない。それにしてもこの濃いガスの中、下りは楽だろうけどかなり危険である。そういえば乗ってきたバスの運転手が「霧の中から自転車が突然現れるので恐い」と漏らしていた。
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