マムシに噛まれる！

2009年7月16日（木）、昨日15日早朝から新潟県村上市（旧朝日村）の森林調査に2人と3人の2組のパーティで出かけた。昨日は快晴で日差しが強い上に蒸し暑く、夕方から雨になるという天気予報は知っていたが、そんなに遅くはならないと思い雨具を車に置いて出発した。
しかし思ったより現場が林道から遠く、しかも急峻であったため予定の時間をオーバーしてしまった。さらに予報より3時間ほど早く雨が降り出したため車に戻った時には全身ずぶぬれになってしまった。沢を下って川の中を歩いた時に長靴に穴が開いていて靴の中もグチャグチャになってしまった。そこで宿に帰ってひと風呂浴びたあと近くのワークマンに行って新しい山用のスパイクのついた長靴を買ってきた。
今日はその長靴を履いて目的の調査地まで、橋が流されて車が通れない林道を歩きはじめた。しばらくして後ろを歩いていたスタッフが突然「マムシ踏んでる！」と大声で叫んでいる。私は目が悪いし、足元を見て歩いているわけではない。更に昨日買った長靴は底が厚くて長いスパイクがついているので全く気づかなかった。踏まれたマムシは突然真新しいスパイクで踏みつけられたため怒って長靴に噛みついてきたらしい。しかし滑って噛み付くことができず、2、3度くるぶしの上あたりを噛みついては跳ね返されたようだ。
私は全く気付かなかったが、あとで見てみると新品の長靴のくるぶしの上あたりに2本の細い線がついていた。登山靴だったら完全に足に噛み付かれていただろう。昨日も杉の木の枝でとぐろを巻いているマムシに気づかず、その脇をすれすれに通過したあと、すぐ後ろのスタッフが気付いて肝をつぶした。もう数センチ近くてその枝に触れていたら首を噛まれたいたかも知れない。マムシが木の上にいるのを見たのは初めてである。足元は何とか防御できるが、木の枝では避けようがない。何か良い方法があれば教えていただきたい。


〈杉の枝の上でとぐろを巻いていたマムシ（同行の北村　淳氏撮影）〉