
2007年11月7日、3年前の中越大地震の被災地としてその名が全国に知れ渡った旧山古志村(現長岡市)は、牛の角突きと「泳ぐ宝石」と言われる錦鯉が有名である。これは震災を乗り越えて復活を果たした蓬平(よもぎひら)温泉和泉旅館の玄関前の水槽に泳ぐ錦鯉である。従業員の話では、「おかげさまで震災前より忙しくなった」とのことである。
道路の崩壊によって地震発生時に、多くの宿泊客とともに孤立状態になったために大きくニュースで報道された旅館である。地元のマスコミでも、全く営業できなくなった建物の被害状況や、復興への取り組みに奮闘する女将の涙ぐましいドキュメントなどが報じられたため、復興後のオープニングから支援のために多くの宿泊客が訪れるようになった。
女将の話では、どういうわけか地震のたびにお湯の質が良くなってきたそうである。実際に温質は肌がツルツルして、とてもいい感じであった。
ちなみに、今日は銀行主催の研修旅行であったが、この旅館の復興資金を支援したのは別の銀行だった。
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