2017年4月30日(日) 毎年何回かは高坪山(570.5m新潟県村上市)に登る。 高坪山は、新潟市から電車で行ける数少ない山である。 JR羽越本線坂町駅からタクシーで10分足らずで登山口まで行ける。 今日は絶好の晴天となったため、ブナの新緑を見に今年は初めての高坪山登山に出かけた。 登山口でタクシーを降りると、ちょうどこれから登ろうとしていた一人の年配のおじさんから「どこから来たね?」と声をかけられた。 新潟市からだと言うと、「この山はいい山だから是非楽しんできて下さい。私は地元のもので、この山の登山道や施設を管理している。 今日は壊れたベンチの修理に行くところだ。」ということだった。 「熊は出ませんか?」と聞くと。 「熊ならいっぱいいるよ。だけど話しながら行けば熊は絶対に近づいてこないよ。人がいることを相手に知らせれば向こうが先に逃げるから大丈夫。」と言われた。 我々はそのおじさんの後について登り始めたが、いつの間にか見えなくなってしまった。 前半のきつい急登を登り切った尾根の展望台にたどり着くと、先程のおじさんがベンチの修理をしていた。 ありがたいことだ。 「皆さんに楽しんでもらいたくてやっているので、また是非来てください。」と声をかけられた。 ちょうどそのあたりからブナ林がはじまり、頭上は陽の光を通した萌黄色のブナの新緑、足元の登山道脇はイワウチワの花盛りの中、爽快な気分で山頂に向かうことができた。 下りは虚空蔵コースで飯豊や朝日連峰の山並みを眺め、 タムシバの咲く緩やかな尾根を下るところまでは良かった、最後の長く続く急な階段の下りにはいささか膝にきでてしまい、やっとの思いで登山口に戻った。 こんなr調子では高い山はよほど休憩時間を取らなければ行けそうにない。 年々体力の衰えが見えてきて情けなくなる。 少し鍛えなおさねば・・・。
〈登山口にスキー用のストックだが、ご自由にお使い下さいと置いてあった〉
〈ベンチを修理する地元の管理ボランティアのおじさん〉
〈所々咲き残っているユキツバキ〉
〈頭上はブナの新緑、足元はイワウチワの花盛りの尾根道を進む〉
〈登山道脇のイワウチワの群生〉
〈可憐なイワウチワの花〉
〈高坪山の山頂570.5m〉
〈飯豊連峰の眺め〉
〈タムシバも花盛り〉
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