たむたむの独り言

写真を中心にした情報です。

モンゴルの花咲く草原

2011-07-06 18:00:38 | Weblog

2011年73日(日)、昨夜9時にサインシャンドを夜行列車で出発し、今朝8時過ぎにウランバートルに到着した。 ウランバートルで明日の早朝まで時間があるため、ウランバートルから70㎞ほど西方にある花の咲いている草原に案内してもらうことにした。 ウランバートルも中心部から外れると未舗装で凸凹道が多く埃がすごい。前を走る車があると視界が遮られて何も見えなくなる。 それでもカラコルムへ向かう幹線道路は舗装がしてあった。

 この幹線道路から外れて草原の中を北へ向かってしばらく走ると、尾根筋や山腹に森が分布しているなだらかな草原に到着した。 途中低湿地らしい場所にはワタスゲが群生していた。 ここで旅行社が用意してくれた幕の内弁当(おかずはトンカツだった)を食べ、2時間ほどそれぞれ思い思いの場所に行って植物や昆虫を観察したり、写真を撮ったりして過ごした。

 この土地は個人所有で、かつてはエコツーリストのキャンプ地として使われていたゲルや小屋が残っていたが、今は使われていないということだった。

 やはり一面の緑は気分がいい。こんなところでのんびり暮らすのもいいかも…。と思わせるような景観が広がっていた。

〈午後9時サインシャンド発ウランバートル行きの夜行列車に乗り込む、この時間は夕日が沈んだばかりでまだ明るい。〉

 

〈ウランバートルから約70㎞ほど西北西に行ったところにある花の咲く草原〉

 

 〈モンゴルの草原でお昼の幕の内弁当を食べる。〉

 

 〈低地にはワタスゲの群落が見ごろとなっていた。〉

〈東ゴビ砂漠の荒漠とした風景と比べると、まるで別世界の風景である。〉

 

 

【モンゴル最後の晩餐は、中国風?しゃぶしゃぶ】

 

今日で今回のモンゴルは最後の日となった。 明日は午前4時半頃には空港に向けて出発しなければならない。 昨年は全員がひどい下痢に見舞われて参ったので、今回は飲み物や食べ物には注意していた。 ここまでは皆無事にきている。 仕事も無事終わったので、今日はもう大丈夫だろうと、皆少々気を許してかなりの勢いで食べている。〉

 

 

 

〈モンゴル最後の晩餐は国籍不明のしゃぶしゃぶだった。〉

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砂漠の中で遊牧民の馬術を競う大会

2011-07-06 11:59:51 | Weblog

2011年7月2日(土)、昨夜、ガンホヤック知事から誘われた遊牧民の馬術の大会を見学するため、サインシャンドの北西部の砂漠に向かう。 今日の大会はドルノゴビ県の代表を決める県大会で、14のソム(郡のような単位)から集まってきたチームが競い合って全国大会への出場権を争うというものである。 今年の全国大会はこのドルノゴビ県で開催されることになっている。

競技は、走ってくる馬の群れの中から、指定された色の馬1頭を棒の先に付けた紐で捕まえるものや、投げ縄、荒馬の乗りこなしの3種目である。 会場にはゲルが建ち多くの遊牧民が集まっていた。 しかし、ほとんどの参加者や見物人たちは、ジープや四駆の車で集まってきていた。 競技中にアナウンスで、我々が日本から見学に来ていると紹介されたことを通訳から聞かされた。  お昼は知事専用のゲルに招待され、モンゴルのギョウザスープとミルクティをご馳走になった。 今日の県知事は民族衣装にカウボーイハットをかぶり、選手に盛んに声援を送っていた。

〈民族衣装をつけた参加選手〉

〈投げ縄で走る馬を捕える競技で見事指定された馬を捕えた遊牧民の選手。成功率はかなり低いようだった。〉

〈荒馬の乗りこなし競技で落馬する選手〉

〈県知事のゲルに招待され、奥さんを紹介される。〉

〈今日は快晴で外の温度は50℃までの目盛を振り切ってしまった。〉

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ようやくこのプロジェクトの発案者でもあるガンホヤック知事に報告ができた。

2011-07-06 07:13:40 | Weblog

2011年7月1日(金)、昨年からすれ違いばかりで、なかなかお会いすることができなかったドルのゴビ県のガンホヤック知事に、ようやく今日の午前中に知事室に招かれ、状況報告をすることができた。 もともとこのプロジェクトのスタートは知事の発想から始まったものである。 彼は信州大学に留学し、日本のモンゴル大使館にも勤務していたことがあるため、会話は通訳抜きで日本語でできることがありがたい。 現状の進捗状況とこれからの取り組み方針について我々の考え方を話した。 知事も、「緑化は積極的に進めているものの、よそから持ってきた苗木がうまく育ってくれるかが心配だ」と語っていた。 我々は、「まず地元で育っている植物を地元で緑化用に生産できる体制をつくいうこと」を提案し、今年から試験的にそれを開始したところであった。 今日も地元TV局が取材に来ていたが、彼らは我々の会話の内容が全くわからず、会談が終わった後でインタビューを受けた時に、「知事はどんなことを言っていたのか?」と聞かれた。

夜は知事の招待で夕食をご馳走になった。 その時に、「明日は、遊牧民たちの馬の競技大会があるので見に来ないか?」と言われた。 我々にしてみれば、そんな大会を見る機会など二度とないだろうから、明日の予定を変更してでも「是非見学させてほしい。」とお願いした。

〈ガンホヤック知事に現在までの調査結果の概要と、これからの方針を説明する。〉

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