2011年7月15日(金)、今回の調査が、ちょうどニッコウキスゲの最盛期に当たったので今朝は4時に起きて写真を撮りに出かけた。 今回は水を含めて荷物が多いので一眼レフカメラをかついで登るのはやめようと思っていた。 しかし、せっかくのチャンスを逃すのはもったいないし、後で後悔するのも嫌だったので、結局重いのを我慢して持ってきた。 ただし、さすがに三脚までは体力的に自信がなかったので、今日の撮影はASA感度を上げて手持ち撮影を行った。 他の3人も同じ時間に起きて、昨日見落としたポイントがあるからと言って沼尻の方まで出かけて行った。 平日とは言えさすがに尾瀬である。 私が行った頃には既にカメラをかついだ人たちが何人か来ていた。 尾瀬はどこを撮っても絵になるので絵ハガキのような写真は撮れるのだが、それ以上の感動的な写真は難しい。 やはり、何日も泊り込んでチャンスを狙わなければ満足できる写真は撮れない。 私のように仕事のついでに撮っているようでは絵ハガキ以下の写真にしかならない。
7時に他のメンバーも帰ってきたので朝食を食べに食堂に行く。 何と既に我々以外の宿泊客は全員朝食は終わり、食堂の後片付けも終わってテーブルの上に椅子が並べられている。 残っていたのは我々4人分の朝食テーブルだけであった。 今日の調査は小渕沢田代1か所だけなので、出発は8時過ぎに予定していた。 他の泊り客は早々に出発して行ったため、我々が出発する頃には誰もいなくなっていた。
〈夜明け前の大江湿原〉
〈尾瀬沼を背景にしたニッコウキスゲの群落〉
〈6月のミズバショウに続いて今年は2度尾瀬の一番尾瀬らしい季節に訪れることができた。〉
〈尾瀬沼キャンプ場を通って小渕沢田代へ。 このキャンプ場は当社で設計したものである。〉
〈小渕沢田代の湿原の調査位置を確認するスタッフ。ここはニッコウキスゲが少ない。〉
〈ワタスゲも大群落を形成しているほどではないが比較的多い。〉
〈背丈の高い草に隠れているがトキソウが木道場谷多く見られる。〉
〈かわいいタテヤマリンドウの群生も多い。〉
〈小渕沢田代から大江湿原に下る林内の登山道脇にはゴゼンタチバナが多く咲いている。〉