平尾台自然の郷野草勉強会

平尾台の自然と野草を見守り観察し
記録するボランティアのグループ。

台風一過 秋日和の山歩き

2014-10-08 | 野草の観察

大型台風、上手く通り過ぎ、台風一過の晴天 気温も寒いくらい
バッチリの散策日和 今日はゆっくりと花を楽しみながらの散策です。
今日は皆既月食・イベントも盛りだくさんの模様。


会が終わり台上からの皆既月蝕を観察しました。
豊前海に映る月がきれいでした。

下見では

  
ツクシコゴメグサ「ゴマノハグサ科」
絶滅危惧ⅠB類(EN)
 細長い葉、額は上下に深く、左右に浅い。
2種類あったように感じましたが、写真を調べてツクシコゴメグサのみでした。



ホソバノヤマハハコ「キク科」
まだ元気に咲いていました。





ヤマハッカ「シソ科」(白花)

花は6個内外が仮輪をつくり、
まばらな総状花序または円錐花序をつくる。




ナギナタコウジュ「シソ科」
 花穂に花が一方向にだけ向いて着く。苞は扁円形で中央が最大幅となり、その背面はほぼ無毛
 となっていて、縁に短毛がある。花冠は約 5 mm で淡紅紫色で毛が多い。




少し長いコースでしたが、ゆっくりと撮影を楽しみながら到着。
花を踏み荒らさないよう、時間を決めて交代で観察しています。


今回も頑張って参加!!応援しています。

ミゾソバ「タデ科」
先端の紅がかわいいです。山に咲いていましたが白花は「ヤブソバ」だそうです。
これはどちらでしょう?



    
ヒメジソ       ヤブタバコ


ヒメジソ(姫紫蘇) シソ科
 ヒメジソは臭い匂いが、イヌコウジュは香がある。
 葉の形―イヌコウジュがヒメジソに比べ、やや長め。
 萼―イヌコウジュは上唇の先が鋭くとがり、ヒメジソはとがらない。



ヤブタバコ「キク科」
 藪に生え、根際から生える大きな葉(根生葉)が煙草の葉に似ているというところから
 きている。



アキノキリンソウ「キク科」
 普通に見られ、秋草の代表でした。
 環境の減少や荒廃と共に見られる場所が少なくなり、「秋の道ばたの黄色い花」はセイタカアワ
 ダチソウに取って代わられた感がある。


ハナタデ「タデ科」
 葉先が尾状に尖り、葉の中央部に普通、黒い班紋がある。 
 花被は4又は5裂し、腺点はない。花柱は3裂。雄しべは7(8)個。小苞の先はやや長い毛状に
 なる。  



↑撮影:山中

 

体調悪そう・・・黙示。

ジイソプ「キキョウ科」
 ジイノソバカス そんな風に見えますか?
雄蕊がしっかり雌蕊を支えて押し上げている様子。この花の写真はよく見ます。
雌蕊優先がしっかり映っています。素晴らしい写真です。




   
メナモミ (撮影:松島)     コメナモミ(撮影:森)

 

メナモミ
立った長い白毛がある。茎にも長い開出毛がある。


コメナモミ「キク科」
全体に毛は少なく茎は茶褐色のものが多く、葉は対生する。花柄に腺毛はない。





撮影:松島


頼もしい男性の写真です。どの班についても最後の人が撮影を済ますまで待って
振り向くと大丈夫です。と笑顔で答えてくれてます。



アキチョウジ「シソ科」
 短い花柄の先に青紫色の唇形花をつける。基部背面は膨らむ。
上唇は4裂し、下唇は舟形となる。上唇は3裂し裂片は3角形でやや鈍頭、下唇は長く2浅裂して裂片は鈍頭。



  
ヒメヒゴタイ      リンドウ


ヒメヒゴタイ
  キク科 トウヒレン属 
 いくつもの小さな花(小花)が集まったもので、頭花と呼ばれます。
 開花すると紫色の花冠をもった多数の小花(筒状花)がポンポンのように散開して
 とても美しく、さらに、総苞片(頭花の下部にある萼片状のもの)の先端に淡紅色を
 した半円形の付属片があり、つぼみの時からすでに美しく目立ちます。




 リンドウ「リンドウ科」
 花は晴天の時だけ開き、釣り鐘型のきれいな紫色で、茎の先に上向きにいくつも咲かせる。
 葉は細長く、対生につく。




撮影:亀島




すっかり元気になりリーダーを務めています。
 
シロヨメナ「キク科」
 葉は互生、下部の葉ほど柄が長い。花序の上部がほぼ平らになる花(頭花)をつける。
 白い花びら(舌状花)は8枚から13枚くらい密に付く。




センブリ「リンドウ科」
 千度振り出しても苦味がなくならないので千振、当薬ともいう。今年初めて開花を確認。





撮影:釘宮



写真での勉強では、いつもトリを務めています。

ツルリンドウ「リンドウ科」
 雄しべは5本で花筒につく。萼は筒状で5中裂し、5本の狭い翼があり尖る。




 
モミジガサ「キク科」
 東北ではシドケと言われ絶大な人気を誇り、地元ではたらの芽よりありがたがられるそうです。
 茎の先に細い円錐花序をつくり、白色の頭花をつける。




撮影:桃坂



今月の昆虫
    
キタテハ(撮影:松島) 花バチ(撮影:桃坂)  蜘蛛(撮影:河田)




名前が不明です。(撮影:桃坂)



背中の模様を(撮影:森)



今月もたくさんの花に会えました。
みなさん美しく写して提供ありがとうございました。
写真・花の育て方教室ではありません。観察し、その神秘さに感動、状態を見守る教室です。
個性あふれる写真を写してください。楽しみにしています。



早いもので後、2回で教室も冬期休暇にはいります。
短い観察機関、時間を大切に不思議を見つけていきましょう。



次回野草勉強会
10月24日(金曜日)
平尾台自然の郷 花工房 9:30分発
気温差が、激しくなります十分注意の上、ご参加ください。

















 

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