前日の雨に雨の観察会になるかもと想いながら準備をする
班に分かれて行動することに慣れてない皆さんを
野草の保護を考えながら観察する方法を、
思考錯誤しながら手探りのキツイ勉強会が続いています。
新しく参加された方が協力的で
纏まりの良いのが救いです。
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イワツクバネウツギ 「スイカズラ科」
「福岡県では希少植物」
石灰岩、蛇紋岩地を代表する植物、
萼の様子が「ツクバネ」に似ている事から
萼片は4枚ほぼ同じ大きさ。
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ナワシロイチゴ 「バラ科」
葉は這って広がり裏面は細い毛が密生し灰白色。
アップにしてみるとバラの花を感じさせます。
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イワガラミ 「ユキノシタ科」
山地や林内の木や岩に絡まって伸びる。
大きな饅頭型の花を多数つける
周りの白い装飾花は一枚の萼片。
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タデ科スイバ
スイバは雌雄異株の植物で風媒花です。風媒花の花粉は風で運ばれ昆虫を呼ぶ必要がないため目立たない花が多い中、『土手のスカンポ ジャワ更紗』と詠まれているように、ルーペで拡大すると非常に美しい花であることがわかります。雄花は下を向いて咲き、6枚の花被片とバナナに似た6本の雄しべからできています。各々の葯には約3万個の花粉粒が入っていて、ひとつの花では18万個も有るとの事です。
スイバ(雄花)
花穂(かすい)が赤く見えるのが雌花で1.5mmほどの小さな花です。
赤く美しい羽毛状の柱頭はイソギンチャクのように触手を広げて
花粉を効率よく受け止める形をしています。
花だけでなく果実もふちが赤く色づいて美しく、
花から果実まで長く楽しませてくれます。
スイバ(雌花)
土手のスカンポ、ジャワサラサと
子供の頃良く唄っていましたがこの様な意味が
会ったのですね マクロで見るとこの様な楽しい
観察が出来ます。
シラン 「ラン科」
日当たりの良いやや湿った土地が好きなようです
今年は裏年なのか、昨年の踏み荒しが
キツかったのでしょうか、いまいちの咲き様です。
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コキンバイザサ「ヒガンバナ科」
山地の草地に生え、全体に長毛が多い。
花茎は5~10cmと長く先に1~2個の花を付ける。
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小さな頭花をつける
アザミが多くなっています。
キツネアザミ「キク科」
枝先に多数の頭花を付ける
外側の総苞片の先に紅紫色の突起がつく。
優しい色合いがピナクルと
溶け合って優しい感じがします。
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観察できた花
コマユミ・イヌザンショ(蕾)ツルウメモドキ
アキグミ・ジャケツイバラ・ソクシンラン
フナバラソウ・オカオグルマ・ヤマハタザオ
ニガナ・ハナニガナ・ニワゼキショウ・アマドコロ
ナルコユリ・カンアオイ・ヤマカシュウ・ヒメハギ
ミヤコグサ・シラン・カノコソウ・ウマノアシガタ
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青空に黄色が映えて
ジャケツイバラ「マメ科」
鮮やかな黄色花弁は5枚、雄蕊は10本で
赤色を帯びて優雅に下がっています。
美しい花には、太くキツイ棘が密生
蛇のように曲がりくねって
恐ろしい藪を形成する。
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観察者数 : 26名
この季節にしては暑い観察会となりました
これからは水分補給が大切ですね
沢山の参加ありがとうございました。
制作・担当:森 ふさ恵