平尾台自然の郷野草勉強会

平尾台の自然と野草を見守り観察し
記録するボランティアのグループ。

梅雨明けとは言うものの台上で外気温32℃暑ーい観察会。

2013-07-10 | 野草の観察

この高温多湿は異常に思える
どうしょう何処へ行けば良いと悩みながら到着
ドリーネへ・湿原・千仏の何処にしょうと相談すると空かさずドリーネ
みなさん暑さもなんのそのルンルンで出発です。




集中豪雨に見舞われ花の様子はとしんぱいしていましたが
下見では数か所のドリーネを巡り一カ所で
一輪のみ開花が見られました。



ギンバンソウ(銀梅草)
学名:Deinanthe bifida) アジサイ科ギンバイソウ属の多年草。
関東以西の本州、四国、九州の山地の樹陰に生える。
白い5弁の花をウメに見立てて、この名がついた。
花は装飾花と両性花からなり、
装飾花は、がく片が2枚~3枚からなる。
両性花は、がく片と花弁がそれぞれ5枚で、おしべがたくさんあり、
めしべは1個からなる。

台上ではドリーネにしか咲いてない幻の花
勉強会に頃には近くの方が咲いてくれることを願うばかりです。


 
スズサイコ      ヒナノキンチャク

スズサイコ(鈴柴胡)ガガイモ科カモメヅル属の多年草
学名: Vincetoxicum pycnostelma )。
ガガイモ科日本産のものでは他のものは幅広い葉を持ち、いかにも双子葉植物ですと、
いう顔をしているのに対して、この種はよく見ればこの属の特徴を示すものの、
ちょっと見には細長い茎と葉が上に伸びる点、異彩を放っている。
草原ではなかなか目につきにくく、花や実が付いたときは妙に目を引く不思議な植物です。

ヒナノキンチャク
台上のお金持ちさん ようやく一番乗りまだ蕾
これからが楽しみな花です。


センターの調査では珍しい昆虫に出会いました。

  
ツバメシジミ       ヒメビロードカミキリ



ミズイロオナガシジミ(水色尾長小灰蝶)
アゲハチョウ上科シジミチョウ科学名 Antigius attilia)は、チョウ目(鱗翅目)
チョウの一種。「ミズイロ」と名付けられているが、翅は水色ではない。
翅表は濃灰一色で、後翅にわずかに水色の斑が乗る。 翅裏の斑紋が特徴的で、
白地に黒い帯が2本はしり、内側の1本は下端付近で体寄りに折れ曲がり、
後翅後縁に小さな橙色斑が入る。
翅表が本種と酷似するウスイロオナガシジミも、この翅裏の斑紋で容易に区別できる。
雌雄は外見が酷似し、判別は困難なようです。

今回もまた珍しい花?を松島さんが見つけてくれました。
花はムラサキニガナなのですが咲き方が、葉の様子が違うのです。


  

ムラサキニガナ  エゾムラサキニガナ???



ムラサキニガナ(変形)

もしかして?もしかして

和名 エゾムラサキニガナ
学名 Lactuca sibirica (L.) Bentham

来年も調査の必要ありです。



撮影:河田・吉松・釘宮・


ジャノヒゲ二種



  

ジャノヒゲ(紫色)(白色)
ジャノヒゲ(蛇の髭)クサスギカズラ科ジャノヒゲ属の常緑多年草。
学名: Ophiopogon japonicus)リュウノヒゲ(竜の髯)ともいう。
細い葉が多数出る。この葉が竜の髯に似ているので名付けられたといわれる

撮影:吉松・河田







ホウライカズラ(蓬莱葛)マチン科
学名:Gardneria nutans Sieb. et Zucc
蓬莱は中国の伝説にある不老不死の蓬莱山の蓬莱のことで、
”普通に見られない珍しい植物なのでしゃれてつけたのだろう“と牧野図鑑では書かれている。
台上ではドリーネの入口などで普通に見られるが、開花が簡単に見られるこの場所も
花が遠くになり観察しにくくなって来ています。



  

オニシバリ(鬼縛り)ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑小低木。
学名:Daphne pseudomezereum)有毒植物。別名、ナツボウズ(夏坊主)。
樹皮が強靭で、枝を折ってもちぎれないことから、この木の樹皮で鬼を縛っても切れないだろう
という意味で、(鬼縛り)といい、また、夏に一時落葉することから、ナツボウズ(夏坊主)ともいう。

撮影:松島


変な名前が付いていますが
とてもかわいい花です。

   

ヘクソカズラ(屁糞葛)アカネ科ヘクソカズラ属の植物の一種。
学名: Paederia scandens
別名ヤイトバナ、サオトメバナ。古名はクソカズラ(糞葛・屎葛)。
葉や茎に悪臭があることから屁屎葛(ヘクソカズラ)の名があるようです。


    

オカトラノオ      ハエドクソウ       ヤブコウジ

オカトラノオ(丘虎の尾)サクラソウ科オカトラノオ属の多年草
学名:Lysimachia clethroides )。
白色の小さな花を茎の先に総状につけ、下方から開花していく。
花穂の先端が虎の尾のように垂れ下がる。

ハエドクソウ
ハエドクソウについては前回説明しましたが、
実際見ても分からない小さな花の雌蕊まで撮影してます。

ヤブコウジ(藪柑子)ヤブコウジ科の常緑小低木。
学名:Ardisia japonica)
林内に生育し、この時期白い小さな花をつける。別名、十両(ジュウリョウ)


撮影:山中



しっかり写してくれていましたので
オオバコの花をアップにしてみました。




オオバコ科オオバコ属
学名は、Plantago asiatica
小さな花を穂状につける。花は4個の萼片と1個の苞に包まれていて、
花序の下から上に咲き上がる。葯は薄紫色。

セイヨウオオバコ=花の色は緑がかった茶色。
各花は紫色のおしべを持つ。花茎は直立する。




  
ハナイカダ        カラタチバナ

カラタチバナ(唐橘)
学名:Ardisia crispa)ヤブコウジ科ヤブコウジ属の常緑小低木。
マンリョウ(万両)に対して百両(ヒャクリョウ)とも呼ばれる。


撮影:釘宮






アキノタムラソウシソ科アキギリ属

学名:Salvia japonica
秋に咲くイメージの名前が付けられているが、
7月の梅雨 から開花しはじめ、初秋まで花が続く。


撮影:河田



むせかえるような暑さの中、涼しい木陰を歩き
木の力・林の威力を充分感じられた一日
最初のドリーネを出て、どうする次へ行きますか?の問いに
全員、行きます~頼もしい限りです。

帰り道も素晴らしい豊作この時期これだけの花にあえる
台地に感謝です。

暑さに負けないでこの夏もがんばりましょう。

ラン科の植物はは盗掘を避けて上げておりません
家族、友達固定された人で見るのではなく、みんなで楽しむ場所です。
悪い習慣は無くして行きたいです物です。



次回勉強会
7/26日(金曜日)
平尾台自然の郷花工房
9:30分発
暑さ対策充分に気をつけてお出で下さい。





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