早いもので本年最後の勉強会となりました。
振り返りますと、嬉々交々と色んな想いが、めぐってきます。
この月は、ウメバチソウの美しさにはじまり 花の成り立ちの
不思議に終った勉強会です。
ウメバチソウの葯が緑色だと辞書には書いてあり、
蜜を持たない花ともかかれています。
ですが、調べて見ますと仮雄しべから蜜が出てる写真など
書物の上だけでは説明できないことがある
また最後にMi氏の説明にあったように
仮雄しべは、立ち上がって種子(子房)を護る役目をするなど
子孫を護るための工夫がされているのだと感心しました。
また、赤い柱頭に気付いて撮影され写真を下さった
Tu氏とKuさんに感謝です。
良い写真をありがとうございました。
帰ってからの勉強の大切さをつくづく感じました。
センボンヤリ【キク科】
沢山のセンボンヤリこの季節は全て(閉鎖花)です。
胞子を飛ばす前と今にも飛ばしそうな所が良く撮れています。
撮影:Kuさん
リンドウ【リンドウ科】
時に、白花が有るそうで「ササリンドウ」と言うそうです。
種子は広皮針形翼が有るそうです。より遠くへ飛び立つのでしょうか?
素晴らしい色と花を見せてくれました。
撮影:Mさん
同じリンドウ科の花ですが
ムラサキセンブリ
面白いですね
下に見えるのが本来のムラサキセンブリ
ムシに食われてもこの様にはならないと思いますが
とても珍しいものを写してきていただきました。
雄しべの割れ方も面白い来年はどんなのが咲くのか楽しみです。
撮影:Tu氏
良く歩きました
お二人は何を見てるのでしょう~
シマカンギク(アブラギク) 【キク科】
アワゴガネギクと騒いだ頃が懐かしい
白花も咲いてましたが
異変が多く、舌状花が白いもの、全体に毛が多いもの、また多種との自然雑種
が有るようです。
撮影:Kuさん
岩とシマカンギク良い景色を撮影するには
ジーッと待つ忍耐が必要ですね
山に野に沢山の植物を観察できました。
美しかった木の花たちは
赤や黒い実をつけて鳥達に運んでもらう準備をしてます。
この時期にと思う植物
イガホウズキ【ナス科】
果実は液質の球形で熟すと白くなり食べられる。
額は花が終ってから大きくなり緑色で、果実を包む
外面には棘状の突起がある
これも子房を護るための仕業なのでしょうか?
ウノ目タカの目であるきます
野草の観察には繊細な集中力が必要です
カラスノゴマ【シナノキ科】
なんで烏のゴマと思いますね
種子が烏の食べるゴマに見立てたものだそうです
果たしてカラスはどんなゴマをたべるのでしょう。
撮影:Kuさん
天気予報に随分振り回されましたが、雨にもあわづ最後の観測会が無事終わりました。
皆さまお疲れさまでした 何時も良い写真を下さり、お茶、ゴミ持ち帰り、清掃と
最後の最後までお手伝いいただきありがとうございました。
終るとホーッとしながら平尾台の素晴らしさを胸に痛いほど感じます。
この自然を何時までも大切に、特にカメラマンの多い
この会では気の抜けない緊張する観察会でした。
野焼きがおわり新しい息吹に出会える日まで
暫くお別れです。
お身体に気をつけてお過ごしください。
どうか良い新年をお迎えください。