さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ヒシ

2018-08-23 22:38:04 | 草花

*2081年8月23日撮影

 今日も異常な暑さで、気温は38℃を超えたようです。
 こんな日に出かけるのは考えものですが、朝早めに散歩に出ました。

 会津の鶴ヶ城のお堀にはヒシがたくさん生えています。
 そのヒシに花が咲いています。
 よくよく見ないとわからない、小さな白い花です。よくみると清楚な感じの、いい花です。





*2018年8月21日撮影

 中央に写っている白いものは、もう終わった花でしょうか。
 その白い花のようなものの手前に黒い実が写っています。
 ヒシの実です。
 この写真の実は左右に鋭いトゲを張り出しています。
 普通はこのように2本のトゲなのですが、オニビシとかヒメビシとかという種類のヒシは4本のトゲのある実をつけます。
 この4本トゲのヒシの実が、忍者の使うマキビシに用いられました。
 形を似せて鉄で作ったのが鉄ビシというわけです。

 ヒシの実は食用にして美味しいのだそうです。





*2018年8月21日撮影

 もういちど、ヒシの花です。
 花の中心部が見える写真を選んだのですが、なにぶん小さい花なので、分かってもらえるでしょうか。
 
 ヒシも場所によってはものすごく繁殖して、葉が巨大化して盛り上がっています。
 そしてこうなったところはもう枯れ始めていて、やがて秋から冬にかけてすっかり姿を消します。
 来年の春になると、また小さな葉を水面にのぞかせるところから始まります。
 命の不思議です。