さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ヒメジョオンとハルジオン

2013-06-10 23:47:47 | 草花

*2013年6月10日撮影

 ヒメジョオンが咲き始めました。もうハルジオンはあまり見ません。
 花が咲き変わって、春が終わって夏が来るよと、おしえています。

 ヒメジョオンは「姫女菀」と書き、姫は小さいことをさし、女菀とは中国産を示す言葉とされています。
 北アメリカ原産の植物ですが、中国を経由して、明治の初めに渡来したそうです。中国から来た小さな花というのが、ヒメジョオンという名前の由来のようです。
 ヒメジョオンは6月に咲き始め、秋になって10月の終わりにも咲いているほど、長く咲く花です。
 ほとんど白い花ですが、青っぽい、あるいは紫っぽい、花も咲かせます。





*2013年6月10日撮影

 さてこれは、まだ咲いていたハルジオンです。
 ハルジオンは「春紫菀」と書き、春に咲くシオン(紫苑)という意味です。シオンというのは秋に咲く野菊の仲間で、薄い赤紫色の、ハルジオンやヒメジョオンと雰囲気の似た花をつけます。
 ハルジオンもやっぱり北アメリカ原産で、こちらは大正時代に渡来したとされています。
 ハルジオンは春、4月から6月にかけて咲きます。白い花と、ピンクの花の二種類があり、白い花はヒメジョオンと見分けがつかないことで有名です。

 見分けるポイントとして言われているのは、①ハルジオンの花のつぼみはうなだれたように下を向く、ヒメジョオンはつぼみも上を向いていることが多い、②ハルジオンの葉は少なめで茎を抱くように茎に直接つく、ヒメジョオンは葉が多くて、柄がついて茎から少し離れる、③茎を切ってみると、ハルジオンは中が空洞でヒメジョオンはスポンジ状のものが詰まっている、などです。専門家は③が決定的なので、判別しがたいときは茎を折るか切るかしてみよと主張します。でも私は植物を傷つけることなく見分けたいので、②をすすめます。
 上の写真二枚の葉をよく見比べると、違いがわかると思います。実物ならすぐわかります。




*2013年6月5日撮影

 最後は、私の好きな写真。
 すこしピンクがかった、ハルジオンの花です。
 雑草といわれながらも、実に美しい花だと思います。

 
 


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1 コメント

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混同しますね! (▼愉快な仙人)
2013-06-11 22:52:21
こんばんは!
私も、混同するので、この間 この花たちの 判別方法について 書きましたv(^^)

図鑑に・・・切ってみればすぐわかる・・・と書かれていましたので、そのように書いたら、 花好きの方から 「切るとは何事か!」と、叱られました^^;;

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