*2021年11月30日撮影
11月最後の日です。
2日前には今季初めての雪がちらつきました。また冬が来て、もうまもなく今年も終わりです。
今日も朝はかなり冷えて、どうやら霜が降りたようです。
桜の枝に大きな蜘蛛の巣がかかっていて、霜が溶けて輝いています。
この大きな巣はジョロウグモのものと思われます。
見事な巣のいろいろを撮影しました。
*2021年11月30日撮影
こんな大きな蜘蛛の巣もふだんはまったく目立つことがなく、そこにあることもたいていは気付きません。
こうして濡れて陽の光を浴びて初めて、こういうふうに見えるわけです。
もうずいぶん寒くなったので、巣の主(あるじ)というべきジョロウグモはもういないのではないかと思いました。
しかし巣の中心付近をよく見ると、主(あるじ)がちゃんといるのです。
ジョロウグモは寒さに強いようです。
*2021年11月30日撮影
巣の中心に陣取っているジョロウグモです。
ジョロウグモは普通「女郎蜘蛛」と書き、女郎というのは昔の商売女、つまり売春婦を指します。
ジョロウグモの派手な模様や、腹部の赤い色を、女郎に見立てたと言われます。
また人間の女性に化けて男を誘惑し、とって食う蜘蛛の妖怪もジョロウグモと呼ばれます。
この場合は「絡新婦」と書くことが多いようです。
*2021年11月30日撮影
もうひとつ、ジョロウグモの大きな巣です。
主(あるじ)がちゃんといるのが見えるでしょうか。
*2021年11月30日撮影
上の写真の巣の中央に陣取っている主(あるじ)のジョロウグモです。
堂々たる容姿を誇っています。
ジョロウグモは卵で越冬するそうなので、親の命は冬を迎えれば終わりなのだと思います。
頑張って、出来る限り、生きて欲しいと願っています。