さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

エノキとエゾエノキ(実)

2021-11-07 21:07:16 | 樹木

*2021年11月6日撮影

 11月になりました。今年ももうすぐ終わりです。
 よく晴れる日が続いています。
 ただ、ここ会津では秋が深まると朝のうち空は雲地上は霧で、陽がささないことが多いのです。
 朝の10時すぎ、ときには昼ごろまで、それが続きます。現在の天気が「晴れ」であってもそうなので、晴れてくるのを待つ以外にありません。
 晴れてくれば、以後は晴れです。

 近くの山の紅葉が徐々に進んでいます。
 よく見かけるエノキも早めに鮮やかに黄葉する木なのですが、少し黄色くなってきたところです。
 そのエノキの実を撮影しました。
 熟していますが、赤黒い色をしています。






*2021年11月2日撮影

 少し前、まだ葉が緑だった頃の、エノキの実です。






*2021年10月28日撮影
 
 エノキの実は甘くて、食べてもおいしいと言われています。
 野鳥がついばむことで種を拡散するわけです。
 エノキの実は葉が落ちてしまっても残ることが多く、じつは冬の2月3月頃には多くの鳥たちの貴重な食料となります。
 このころは落下した種子もシメやイカルなどの鳥たちに食べられます。






*2021年11月6日撮影

 さて、エノキと思って見ていたこの木は、実が赤くなくて真っ黒です。
 この黒い実のなるエノキは、エゾエノキという木です。






*2021年11月2日撮影

 エゾエノキとエノキはよく見ると葉が違うのですが、なかなか分かりにくいと思います。
 この、熟した実の色の違いというのは、いちばん分かりやすい違いだと思います。






*2021年10月29日撮影

 エゾエノキの黒い実も鳥たちの好物。
 人が食べても、エノキより甘くておいしいという説もあります。
 私はまだ食べてみないのでわかりませんが、試してみたいとは思っています。