*2020年3月9日撮影
今日は晴れて、なんと気温が19℃を記録するという異常に暖かい1日でした。
雪国の3月はまだ冬なのですが、突然春がやってきたというところでしょうか。
会津磐梯山の雪もだいぶ減って、今日はくっきり見えたのですが、これはちょうど雲が傘になってかぶったところです。
しょっちゅうありそうな風景ですが、じつはなかなかないのです。
*2020年3月9日撮影
さて今日の本題は、暖かさにつられて出現した蝶たちです。
本来は冬なのに、蝶たちが出現するというのはびっくりです。
まずこれはキタキチョウです。
とても鮮やかな黄色の蝶で、不規則な点々模様があります。
春と秋に見かけることが多いようです。
成虫で越冬した蝶が出てきたものと思います。きれいな個体です。
*2020年3月9日撮影
草むらに潜んでいたのはキタテハです。
やはり成虫で越冬した個体なのだと思います。
翅もそれなりに傷んでいて、越冬の厳しさを思わせます。
キタテハは毎年、最も早く姿を見せる蝶のなかのひとつです。
*2020年3月9日撮影
そして最後はテングチョウです。
テングチョウも毎年春の早目に姿を見せますが、こんなに早く、今年最初の蝶になるとは。
やはり成虫で越冬したのだと思いますが、翅はあまり傷んでいません。
雪の降らなかった冬は、蝶にとっても良い環境だったのかと想像します。
本格的に蝶の舞う春はもう少し先のようですが、今日は春の先駆けとしての蝶たちを見ていただきました。