さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

今年初の蝶たち

2020-03-09 22:28:21 | 昆虫

*2020年3月9日撮影

 今日は晴れて、なんと気温が19℃を記録するという異常に暖かい1日でした。
 雪国の3月はまだ冬なのですが、突然春がやってきたというところでしょうか。

 会津磐梯山の雪もだいぶ減って、今日はくっきり見えたのですが、これはちょうど雲が傘になってかぶったところです。
 しょっちゅうありそうな風景ですが、じつはなかなかないのです。





*2020年3月9日撮影
 
 さて今日の本題は、暖かさにつられて出現した蝶たちです。
 本来は冬なのに、蝶たちが出現するというのはびっくりです。

 まずこれはキタキチョウです。
 とても鮮やかな黄色の蝶で、不規則な点々模様があります。
 春と秋に見かけることが多いようです。
 成虫で越冬した蝶が出てきたものと思います。きれいな個体です。





*2020年3月9日撮影

 草むらに潜んでいたのはキタテハです。
 やはり成虫で越冬した個体なのだと思います。
 翅もそれなりに傷んでいて、越冬の厳しさを思わせます。
 キタテハは毎年、最も早く姿を見せる蝶のなかのひとつです。





*2020年3月9日撮影

 そして最後はテングチョウです。
 テングチョウも毎年春の早目に姿を見せますが、こんなに早く、今年最初の蝶になるとは。
 やはり成虫で越冬したのだと思いますが、翅はあまり傷んでいません。
 雪の降らなかった冬は、蝶にとっても良い環境だったのかと想像します。

 本格的に蝶の舞う春はもう少し先のようですが、今日は春の先駆けとしての蝶たちを見ていただきました。