*2022年4月23日撮影
会津の鶴ヶ城公園、ソメイヨシノはもう散ってしまいました。
これからは八重桜たちが楽しませてくれます。
地面の上ではさまざまな春の草花たちが次々に花を咲かせています。
そんななかから、今日はタチツボスミレです。
タチツボスミレは、たぶんスミレ類のなかで最もよく見かけるスミレなのだと思います。
*2022年4月20日撮影
よくあるスミレなだけに、花の色にも濃いものと薄いものという個性が現れます。
花の後ろにある筒状の部分を「距(きょ)」と言いますが、距の色の濃淡も花によって違います。
この写真のタチツボスミレは、上の最初の写真の花と比べて、花の色は似た感じですが距の色が薄いようです。
*2022年4月21日撮影
この写真のタチツボスミレは、花の色も距の色も、どちらも薄めです。
*2022年4月23日撮影
この写真の花は、いっそう花も距も色が薄いと思います。
鶴ヶ城公園に咲くスミレ類は、なぜか色が薄めの花が多いようです。
花も距も真っ白なタチツボスミレは、シロバナタチツボスミレと名付けられています。
この写真の花はまだ少し青いので、シロバナとは言えないですね。
*2022年4月21日撮影
さて、この写真のタチツボスミレは、花がかなり白っぽいです。
真っ白とは言えませんが、白いと言っても許される感じです。
花が白くて距が紫色のタチツボスミレを、オトメスミレと呼ぶのですが、これはひょっとしてオトメスミレか?
*2022年4月14日撮影
これも、オトメスミレかも、と思いながら撮影した写真です。
花の色はさらに薄く白に近いですが、距もだいぶ薄い色をしています。
*2022年4月23日撮影
最後にこの写真のタチツボスミレはどうでしょうか。
花の色は薄ピンク、距の色も薄めです。
これだってオトメスミレと言えないこともないのでは、などと考えてしまいます。
もっと花の色が白くて距の色が濃ければ、オトメスミレでしょうが、これはなかなか微妙です。
オトメスミレとの出会いを期待してタチツボスミレをたくさん撮影しました、という報告でした。