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故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

突き抜ける

2025-01-13 07:58:04 | よもやま話

ほだされて、悩んだ末に「おねがいね」(絵のタイトル)と言ったかどうか。


大喜びで。おおいばりで「まかせてください」(絵のタイトル)と言ったかどうか。

お二人、お幸せに。


現状維持さえ簡単ではない。
それなのに、ワンステップ上がるにはどうする。
経験のない人ほど、悩みます。
経験のある人は、「またか」と落ち込みます。
今日のタイトルは、「突き抜ける」です。

お好み焼きの師匠は、居抜きの物件が見つからず外装の仕事をしています。
家族の稼ぎ頭として、柔軟です。
私には、若い友人が何人かいます。
私のような変人に付き合ってくれるのも、妻の努力のおかげです。
若い友人がしたくてもできない事情を解決する手助けをするだけです。
例えば、私たちが苗や種を植えて収穫する喜びを若い家族に体験してもらう。
山育ちの中学生に海釣りを体験してもらう。
棹と餌を用意し、魚が餌を食ったところで引き上げてもらう。
次は、餌をつけるところから始めて投げてもらう。

動いて初めて、誰かが助けてくれる。
学生の時実社会が見たくて、泪橋と銀座で酒を売る仕事をした。
夢に描いた1000万円の農業をするために、阿蘇の牧場を紹介していただいた。
やはり学問は必要と頭を丸めて復学したら、友人が厳しいゼミに行けとアドバイスをくれた。
こうじゃないと、何度も転職した。
出来ることをやり続けるときに、いつも手助けをしてくれる方がいた。
その方々は、すべて見返りを求める方たちではなかった。
私のあきらめない生きざまを面白がってくれた。
私がやったことと言えば、「お前はこんなものか」と歯をくいしばっただけです。

いつしか、余るものを惜しがらない性格になった。
新鮮なうちに、美味しいうちに友人に食べてもらいたい。
土産はいつも二つ買う。
美味しいかどうか自分の舌で確かめる。
美味しいと思った物だけ、友人に送る。

突き抜ける瞬間を実感できない。
いつも、新しい景色に出会って、「ここはどこ」と新鮮な気持ちになる。
草刈りは、できない人の心の癒しとなった。
次の行動を後押しするきっかけとなった。
春先に固くなった土を私が耕すだけで、老人は一年楽しめると知った。
草に埋もれた墓を表すだけで、気に病んでいた方は墓仕舞をされた。

多くのあしながおじさんに助けられた。
少しだけ返す真似事をしている。
現状突破の糸口を探す手助けをする。
時には、「週三回」(もっとやれ)と若い夫婦を励ましている。
馬鹿だねと、若い友人は笑いながら。一升瓶を遠ざける。

生きざまそのものが、「突き抜ける」を手助けしてくれる。
あほな行動に意味を持たせてくれる。
心の赴くままに生きていいんだよと教えてくれる。
少しだけ光が見えたような気がすると、生きることが面白くなる。
腹が朽ちれば悪さはしないと、握り飯を口に放り込んでくれた多くの方に感謝です。

2024年1月13日(成人の日に)

突き抜けるとは、
・反対側まで突き通る
・とどまらず通り抜ける
(広辞苑より)
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等身大

2025-01-10 11:07:33 | プロジェクトエンジニアー

写真のタイトルは、「あったかスリッパ」です。
数年前、息子がプレゼントしてくれました。
愛用しているうちに、裏が擦り切れてしまいました。
妻にキルト地の切れ端をもらい、二重にして繕いました。
約2時間の作業でしたが、さらに温かくなりました。


今日のタイトルは、「等身大」です。
あなたが好きですとラブレターを送りました。
もっと知りたいと付き合いを申し込みます。
返事がありません。
知り合うことすらできないのが、憧れです。

私たちの暮らしは、簡単ではなくなっています。
物価高を補う工夫の毎日です。

自家製野菜や果物をもっと強く美味しくしたいと、落ち葉を集めました。
落ち葉の間に、糠や腐葉土を挟んで、有機の力を促進します。
有機肥料と竹炭粉(微生物の住処)は、野菜の苗を植える一か月前に鋤きこみます。
蓮華を植えて、根粒に窒素を補助してもらう。
さまざまな、できることを試しています。

経費を押さえようと、ある野菜で料理をし、洗濯と掃除を毎日します。
布団も廊下に出して、降り注ぐ陽の光で消毒・乾燥をしています。
雪が降らない瀬戸内の島です。
こんな晴れの日は夜霜が降りると、妻が警戒しています。
霜に弱いマイヤーレモンを早めに取り込みましょう。

憧れは、あこがれ。
出来ることを静かにやるだけです。
やる前より、少しずつ上手になります。
同じような繰り返しです。
好きな教科から始めて、苦手な教科に挑戦する。
難しさを知るごとに、できることも増えていく。
等身大の暮らししかできません。

こんなことを知っていれば、女の人ともう少しうまくやれたのではないかと思います。
遅いけど、生きています。
この頃になり、返事をくれなかったことに感謝です。

2024年1月10日

等身大とは、
・人の身の丈と同じ大きさ
・自分の境遇や能力に見合っていること
(広辞苑より)
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ところで

2025-01-08 09:51:24 | よもやま話

絵のタイトルは、「あなたに会いたい」です。
あなたとは、いろいろありました。
でも、会いたい。
元気にしてるかな。


今日のタイトルは、「ところで」です。
妻がよく使う言葉です。
私が一生懸命言葉をつなぎます。
「ところで」と妻が言う。
暗に、もうその話は終わり、面白くない。
決まって、「こうしたいな」と何とかして欲しいの話が続きます。
聞いてなかったんかいと私はむっとし、敗北感で胸がいっぱいになります。

夫の浮気を疑う妻は、ある日、夫が使う特別な言葉にひっかかります。
自分にはなんとなく湿っぽい言葉です。
影のような夫の行動を気にかけます。
長い時間をかけてリサーチします。
半信半疑が確信に変わったころ、勝負に出ます。
怖い話です。

年上の人が使う、「結論からいうと」に、
年下の私たちの意見をまだ聞いてないのに、もうまとめるのかいとなります。
息子に、これが美味しいよと勧めます。
「だいじょうぶ」と返ってきます。
不要なら、嫌いなら、そのままいいなよと、後ろ頭をはたきたくなります。

言葉でなくても、在り様にその人の考え方が現れます。
会議で、冒頭に話す上司のことです。
滔々と自らの意見を述べたのち、「自由闊達に意見を言ってください」と決まって結びます。
会議は終わったも同じ、議事録も出来上がってしまいました。
ばーか。

流行語は、嫌われないように、傷つけないようにの言葉に溢れています。
どんどん自分が、自分たちが中心の会話や言葉が流行ります。
いいんです。
そうなんだもの。
流れ、流される。
流行語の背景を読み解いて、乗り遅れないよう頑張ろう。

2024年1月8日
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のびしろ

2025-01-07 03:43:21 | よもやま話

絵のタイトルは、「鳥栖の女」です。
絵にすることで、感動を伝えたい。


引き算を やめて足し算 掛け算に

今日のタイトルは「のびしろ」です。
のびしろ(伸び代)とは、
・金属などの、折り曲げたり熱したりする際に生ずる伸び。また、その長さ。
・今後発展・成長してゆく可能性や見込み。
(広辞苑より)

私たちの年代になると、あれができなくなった、これも限界と嘆き節を聞きます。
確かに若い時にできたことができなくなる。
特に運動や耐力のことです。
67歳で転職をしました。
カフェのオーナーから農業従事者(1000m2以上の農地を有し、農業をするもの)に転職しました。
生産したものを売ってはいません。
買って送る代わりに、中元や歳暮に使う果物、野菜や加工品(パン、ジャム、アップルパイなど)を生産しています。
好きで、耕作放棄地の雑木伐りや草刈りをしています。
切った雑木を用途向け(キャンプ場は35cm、竹炭工房は1m、釜炊きボイラーは50cm)に加工し持ち込みます。
伐った雑木にしても、採れ過ぎる野菜や果物(梅、渋柿)も都会の友人(捌ける人)に送ります。

少子高齢、過疎に悩む島です。
都会でも限界集落(生まれる赤ん坊より亡くなる人の数が多い)が増えてきました。
やりたくてもできなくなった老人に代わり草刈りをします。
老人は心を砕かなくて済みます。
訪ねた人も里の風景を楽しまれます。

経験値の「のびしろ」が格段に増えました。
多面的に時空を超えて、経験したことが生きています。
休む暇もありません。
そういいながら、順番さえ間違えなければ、時間が解決してくれます。
ネガティブになることもありません。
まっすぐ飛ばせば、飛距離が伸びるゴルフのようなものです。
なにしろ、感動を素直に伝えることができるようになりました。
ひねくれ者(成長を過度に急ぐ)の若者だったころは、想像だにしなかったことです。
歳を重ねるのも悪くない。

2024年1月7日
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大股で歩く

2025-01-03 10:28:12 | よもやま話

絵のタイトルは、「トマト」です。
ベランダでできました。


新しい年を迎えました。
今年も一生懸命書いていきます。
よろしくお願いいたします。
今日のタイトルは、「大股で歩く」です。
歩幅が小さくなっていることが心配でした。
駅の階段を下りていると、かかとが階段について危ないのです。

ゴルフの前にパターの練習ではなく、歩くことから始めます。
水に手を付けたら、シンクにあるものは全部洗います。
タオルで手を拭いたら、水を切った食器を拭きます。
食器を下の棚に入れるときはスクワット、上の棚はストレッチです。
朝のお勤めも苦労します。
ウォシュレットは入れない。
掃除ロボットも買わない。
除草剤も撒かない。

大股で歩くと、背筋が痛いしバランスがとりにくい。
各所の筋肉が緊張します。
いや、これはよい。

「ぽつんと一軒家」をよく見ます。
暮らしている人は、どの人も元気です。
87歳のおばあちゃんが、一撃で薪を割る。
熊の縄張りじゃない、おらのだと冗談を言われる。
楽をしようなんて思っていない。
だけど楽しそうです。

あれせえ、これせえと妻の要求は海より深い。
こうだったら、ああだったらと、望みは天より高い。
おかげさまで、酒が美味い。

2024年1月3日
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