故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

見つけてもらう歓び

2022-09-22 10:24:34 | よもやま話

絵のタイトルは、「恋心」です。


恋見つけ 文字にし空へ ふわふわと

今日のタイトルは、「見つけてもらう歓び」です。
このタイトルを選んだ理由は、急に読者が増えたからです。

かくれんぼをしていて、誰にも見つけてもらえないことがありました。
前を通り過ぎた鬼に、「ここにいるよ」と心の声が叫びました。
そのうち他の遊びが始まり、誰もいなくなりました。

還暦の同窓会で、「私は、あなたが好きだった」と告白されました。
「知っていたよ」とつれない返事。
古い手紙の束の中に、拙い恋文を見ていました。
今更でもあり、残酷でもあります。

小説家は、幼い頃より空想のお化け(夢見る夢子さん)です。
一生懸命書いたのに、誰も見てくれないし、読んでもくれない。
努力は報われない。

変化に気づく。
友人から、「かみさんは、美容院に行った」と告げられました。
コロナで陽性になり、陰性になってからも、人に会うのが怖かった。
ありゃ、べっぴんになって。
誰かが声をかける。
怖がっていたのは、思い過ごしだった。

恋文、小説、変身もすべて自分のためでした。
違う自分に出会った。
心の傷も癒え、しこりとなって、ふと触ってしまいます。
「見つけてもらう歓び」を素直に受け取れる。
そんな自分にも会えるのです。

2022年9月22日

<<あとがき>>
カフェによく来てくれた女性の弔いの日です。
感謝の言葉しか浮かびません。
(筆者)
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