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酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

なんとズッキーニ 再び。

2013-07-26 | こしらえた話。

ズッキーニをズキズキッと、じゃなかった、ザクザクッと切って…


フードプロセッサーでペースト状に。

それをゆっくりと加熱してカレールウを加えて


ズッキーニカレーの出来上がり。あまりに色気がないので何か飾らなきゃと、晩酌途中の枝豆をちょいと失敬。

水不使用。まさにズッキーニの栄養を味わう果肉のみのズッキーニカレー。
よく野菜を分けていただく農家の女将さんが教えてくれたもの。

恐る恐る味見してみれば、案外イケる(コクを出すのにコンソメを少し足した)。日本のカレールウは優秀だしね。
しかしながら素材が1種のみというのは、味がどうしても単調。予想だがトマトを足すとか、あるいは別に茹でた夏野菜を盛りつけると、いっそう美味しく楽しめると思われる。

いやはや、野菜の底力には感服。
こういうのをよく「夏カレー」などと呼び食欲を庶民は呼び覚ますが、うん、いかにもそんな料理と相成った。

今のうちに夏だ夏だと言っておかないと、北海道の夏なんて来月には終わる。

焼き鳥屋のいいところ

2013-07-25 | 酒風景
晩酌はいつもの5・7小路「ふらり~と」。
ふらふらと川わきに入るとことだが、たまには気分を変えて焼き鳥屋にでも。

店主に用事もありで久々の「ぎんねこ」さんへ。


なんだか、キュウリに縁あるなあ。

店舗は男3人で押したら倒れるほど(と常連が揶揄していた)に老朽化したために3年前にリニューアル。でも店内は昔ながらのレイアウトに変更無し。何十年も使われたカウンターの天板も再利用で、改築したことを知らないでいる客も少なくない。
炭火で鶏を焼くのはもっぱら三代目の役目。サラリーマンから稼業を継ぐべく妻と帰郷。地域の期待も大きい若き経営者候補だ。

昨日はかしわ、雛皮などを軽くつまんで、お楽しみは野菜焼き。


昨日はピーマンを。
炭火で炙りタレをかけたのをはふはふといただく。家庭ではまずできない美味しさだ。
かの巨匠、池波正太郎先生も仰った。家では到底不可能は火力や技による料理に外食の醍醐味があると。そこいくと焼き鳥屋さんはまさに外の味だ。

三代目がふと言った。 じいちゃん(故人)の焼き鳥を食べたいな。

昔の味を懐かしむ客が多いという。
が、言葉は悪いが、ひたすら年寄り(自分を含め)に迎合することなかれ。
庶民の酒離れが進み、飲み屋は行く末も分からない近年、若き経営者として若い世代に酒の旨さや呑むことの楽しさを教えることが重要だ。昔の味を守るという責任は大きいかも知れないが、三代目は三代目の我が道を行けば良いと思うのだ。

新時代の焼き鳥職人を目指し健闘を祈る。ガンバレ新米三代目。

夏の触感。

2013-07-24 | 酒風景
昨日の肴はキュウリの浅漬け。


夏はこれだね。これを充てにビールをぐいっと。

産直屋台で買ったキュウリ。ここのところの真夏日、いかにもその中で育ったような、皮のしっかりとした味の濃さが美味(前日、刻んでポテトサラダに混ぜたときには固くてイマイチだったが)。ああ、夏のキュウリだなあとしみじみ旨いのだった。

超減農薬で安心(基本的には無農薬だが、周辺で噴霧した農薬が飛散している可能性がある場合や、土に農薬のキャリアが否定できない場合は軽々しく無農薬と言わない、とても厳格な農家さんだった)。

そして自分で漬けるので安心。使った塩分が間違いなく分かっているからだ。
大きめなキュウリ3本に対して使った塩が3グラム(厳密にいうならダシのために一緒に漬けた昆布にも微量だが塩分あり)。つまりそれを汁まで全部食べたって塩分はその位。ラーメンより少ない(もちろん近頃はオトナなので一気食いなんぞしませんよ)。

それでも3食に分けて食べても1食あたり1グラムか。やはり漬物は塩分高いんだな。
いやまて、一度にキュウリ1本相当を食べること自体が過剰なのか。でも夏のキュウリはサラダ感覚でばりばり食べたいのである。

ちなみに、自分の感覚ではその塩の量ではしょっぱさが足りない。
ので、食味を強くするため酢を足すのだが、結果これがけっこう美味しいのだった。

この他、卵焼き、納豆、メカブ酢の物、プリン(無性に食べたくなってコンビニで衝動買い)で夕食は完結。ランチをしっかり食べたので、そんなもので良い。


時間さかのぼり


ランチはホッケフライ。この色気のない盛りつけと(笑)画像の雰囲気で店はお分かりと思う。

食欲に任せあつあつをがぶりと食べるコレ、最高である。マスターのは上手に骨処理してあって、まず食べやすい。
カウンターに並ぶ他の客も皆、ハフハフやっていた(笑)。

イワシやアジも同様だが、日本人は醤油だよねえ。
カラッと揚がった上等なフライならば醤油が良い。ちなみに昨日は三切れあるフライのうち、二つを醤油、一つをソースで食べ比べを楽しむ。これでタルタルがあれば食べ方も王道の域なのだが。

いつだったか、フライ料理はたまにタルタルで食べたいと店に言ったことがある。
それは洋食屋だろ、うちは飯屋だからソースか醤油とマスター。

不思議な説得力。

丑の日 雑感

2013-07-23 | 旨かった話
今年も友人デザイナーTが鰻を持ってやって来た。

彼が取引先の付き合いで購入した鰻蒲焼き。幸運にも今年もそのご相伴に与ることとなった次第。

まずはビールをぐびっと呑り、あれこれ呑み食べ。〆がメインの鰻丼(小盛り)だ。


なんだ、この標本のような撮り方は(笑)。何か考えがあってこうしたはずなんだが。
情景描写もないこの画像、その周りには卵焼きや唐揚げ、その背後には毎度物欲しそうにしているわさび部長がいることは毎度のこと。

で、毎度思うのだが、よくぞ土用鰻などという商売を考えた平賀源内さん。
土用鰻は時を越えてなお庶民に定着する、実は単なる広告キャンペーン。それなのに年を追うごとに「夏は鰻だねえ」なんて心底思う自分。いよいよ滋養あるものを身体が自然に求める、そんな年頃になっているのだろうかと思ってみたりもする、丑の日は時にナーバス。

今日も真夏日だ。

祭りだ祭りだ

2013-07-22 | 日記
今日は祭りだの、丑の日だのと気忙しい(笑)

祭りとは、上川百万石の鎮守として旭川に鎮座する上川神社の例大祭である。20日の宵宮祭に始まり、昨日は例大祭(本祭)が行われた。今日は御神幸式として神様のお乗りになった神輿(みこし)が神社からお出ましになり、市内の様子を御覧になる日。実際には車両を使って行われるのだが、市街地には朝から祭囃子が聞こえて、実に良い空気である。

昨日は神輿渡御を見物。
主役は上川神社の神輿を担ぐ会「粋旭」である。メンバーには知人も多いので見ていても楽しい。

いつもは仕事と重なっていたので見ることのできなかった「宮出し」から見物。


古式に則った祭りはやはり荘厳である。



御一行は一路商店街へ。

そこでは随行する鳶職人さん達による梯子乗りも。


ここで商店街さんの粋な計らい、振る舞い酒をいただく。申し訳ないと言いながら結構呑んだ。


思えば今日は仕事もオフ。薔薇なんぞ見に行かず神輿を担げばよかった(他会に属している者も参加可)。

この熱い気持ちは来る「旭川夏まつり」で発散すべし。