猛暑日にはならないが、旭川も北海道にあっては盆地なので暑い。
昨日は休日。いよいよ森林も7月になり色濃くなってきたかと、カメラを持って美瑛へと出かける。
まずは十勝岳を拝む。
いつもの夏とは景色が違う!
例年、十勝岳は山頂付近に少し万年雪がある程度だが、ところどころが白く、この冬がいかに雪の多かったかが分かる。
山を望むその場所は、望岳台と呼ばれる地点。ちなみに十勝岳が2千メートル強、望岳台が1千メートル強。
車で行くことができ、そう、富士山でいうなら五合目のようなイメージ。観光地のようであり、ここまではお気楽な格好でも歩くことができる(いや、火山岩がゴツゴツしてるので危ないといえば危ない)。
同時にここは十勝岳方面への登山道入口も兼ねているので、正統派登山ルックな人と平服が混在する不思議な光景だ。
とはいえ、お約束のようにいる、タンクトップにビーチサンダル。だいだいにして、美瑛を観光するということは、基本アウトドアと思うんだが。
若者かと思いきや、そういう勘違い組は中年に多い。今時のヤングはおしゃれでちゃらちゃらしているようだが、靴はしっかりとしたトレッキング、着ているものもアウトドア用のジャケットだったりする。若者にしてみればそれがファッションなのだろうが、場所に相応しい格好ならば(安全性が確保できるなら)、そうしたオシャレさんは大歓迎だ。
ケルン(画像にある石を積み上げたもの)。これを真似て楽しむ者あらば、これをガキが蹴っ飛ばし、さらには○○クンすごいすごいと褒める馬鹿親。
後者は山では絶対にやってはいけない行為だ。ケルンは登山者が来訪の記念や道しるべのために作るもので、それを破壊するのは無袋というもの。また、石は少しの傾斜でも下に向かって転がることがあり、事故を招くことも。
話がそれた。ここのところ富士山のことが(特に愚かな登山客のことが)テレビで紹介されているので、つい書いた。
確か数年前、この十勝岳に連なる美瑛岳で悲しい事故が続発した。
さてさて、山を眺めて気を充実させたら目的の白金の森へ。
せせらぎ遊歩道を歩く。
求めていたのはこんな雰囲気。
森の生きてる感じを撮りたかったのと、なんたって涼しぃ~。
それにしても水が多い。残雪が溶けているんだ。
滔々と流れる水。
川に入り命懸けで撮りました、というのはウソで、せせらぎに架かった丸木橋の上からローアングルで。
これがやがて美瑛川になり石狩川に合流し日本海へ。と思うとなかなかロマンチックなものである。
遊歩道と言ったって起伏が激しくけっこうきつい。倒木が多く雑木の枝が鬱蒼としていてサンダルなんかじゃムリ。
でも遊歩道じゃなくて厳歩道なんて名前にしたら誰も入らないんだろうな(一応観光地だし)。せめて入口にそういうた注意書きがあっても良いと思うが。
ツルアジサイもちょうど見頃なようで、紫陽花ウォッチャーとしては楽しい限りなのだった。