goo blog サービス終了のお知らせ 

酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

入荷ほやほやな美酒に与る。

2017-04-07 | 酒風景
昨夜は「草庵」にて晩酌。
本来は店主がFBで書いていた「カレイのフライ」が目当て。

で、あったが・・・


おっと、今年もこれに出合うとはラッキー。
二世古特別純米生原酒(二世古酒造)。北海道期待の酒造好適米「きたしずく」を醸した、自分もちょいと目を付けている1本なのだ。
芳醇な香味が瑞々しい。はい、感想はこれだけ(笑)。こういう酒はあーだこーだ言わず、その出来栄えをまるごと体感すればよい。

突き出しはタコぶつをニンニク醤油で、というもの。


これをアテに呑んでみれば、酒の旨みがより濃厚に。この二人、良縁だ。

そしてお待ちかねのカレイフライ。


唐揚げというのはよく食べるが、フライというのは人生初かも。
言ってみりゃ白身フライのようなものであるが、見たこともない魚より(正体はメルルーサとかホキと呼ばれる)、オホーツクで自分も釣ったことのあるカレイの方が旨いに決まってる。
そう、決まってるの。美味しいかどうかの違いはそこだ。

で、これをアテに二世古。今度は酒がキレる。
キレるったって、酒が暴れてる訳じゃないよ。油ものに対してはスッと後ろに回って料理を引き立てる。
さっきは甘く寄り添ったかと思えば、なかなかにツンデレぶり(笑)。
つまり料理との相性においてはかなりのポテンシャルを感じさせる、ってことだ。

二杯目。店主のおすすめは


一声(ひとこえ)という、はじめてお目にかかる酒。
こっちで言えば男山の上撰みたいなポジションかな(あくまで個人の見解)。やや冷えな辺りでスッキリ軽やかに旨い。カレイフライとも良く合うのだった。

次なる肴は、自分も大好きな臼谷のホタテ。


貝、開けたて。ヒモは塩もみして添えてもらった。ホタテ好きだがタマはいらない(笑)

対する酒は、旭川から参上。


オール旭川で造ったローカル酒の星「農家の酒」だ。
これも入荷したて。いつかは飲んでみたいと思っていたものが、早くも現れた。
自分、三杯目になると舌も鼻も怪しくなるが、そんな不安もどこへやら的に旨い。
なんと芳醇な出来栄え。年々良くなってるんでないかい。

いやはや。楽しませてもらった。


そうそう、これも美味しかったな。


信州の野沢菜。

乳酸って味がするかどうか知らんが、「乳酸発酵の味がする」ように旨かった(笑)