ままごとに 雀の子入れ 遊ぼうよ
(ままごとに すずめのこいれ あそぼうよ)
12354 【季語】 雀の子 【季節】 晩春
百千鳥 写真に撮れば 雀の子
(ももちどり しゃしんにとれば すずめのこ)
12355 【季語】 雀の子 【季節】 晩春
天平の 甍に合いし 雀の子
(てんぴょうの いらかにあいし すずめのこ)
12356 【季語】 雀の子 【季節】 晩春
ちらほらと 咲く蒲公英は 絮のせい
(ちらほらと さくたんぽぽは わたのせい)
12357 【季語】 蒲公英 【季節】 三春
桜より タンポポの絮 追いしかな
(さくらより たんぽぽのわた おいしかな)
12358 【季語】 蒲公英 【季節】 三春
タンポポの 花見て絮を 探す癖
(たんぽぽの はなみてわたを さがすくせ)
12359 【季語】 蒲公英 【季節】 三春
鐘の音に 酔いしれている 花馬酔木
(かねのねに よいしれている はなあせび)
12360 【季語】 馬酔木 【季節】 晩春
門前の 馬酔木の花の うなだれて
(もんぜんの あしびのはなの うなだれて)
12361 【季語】 馬酔木 【季節】 晩春
箱庭の 花の可憐さ 主知らず
(はこにわの はなのかれんさ ぬししらず)
12362 【季語】 花 【季節】 晩春
石地蔵 手向けられしは 菫草
(いしじぞう たむけられしは すみれそう)
12363 【季語】 菫草 【季節】 三春
雨音の 聞こえてわびし 桜花
(あまおとの きこえてわびし さくらばな)
12364 【季語】 桜 【季節】 晩春
雨に耐え 明日も香るか 桜道
(あめにたえ あすもかおるか さくらみち)
12365 【季語】 桜 【季節】 晩春
花散らす 雨でない雨 待ち望み
(はなちらす あめでないあめ まちのぞみ)
12366 【季語】 花 【季節】 晩春
花筏 風姿花伝の 跡見ゆる
(はないかだ ふうしかでんの あとみゆる)
12367 【季語】 花筏 【季節】 晩春
風姿花伝 (ふうしかでん、風姿華傳) =世阿弥が記した能の理論書。
世阿弥の残した21種の伝書のうち最初の作品。
亡父観阿弥の教えをもとに、世阿弥自身が会得した芸道の
視点からの解釈を加えた著述になっている。
世阿弥の残した21種の伝書のうち最初の作品。
亡父観阿弥の教えをもとに、世阿弥自身が会得した芸道の
視点からの解釈を加えた著述になっている。
花桜 二つはなくて 花桜
(はなざくら ふたつはなくて はなざくら)
12368 【季語】 花 【季節】 晩春
一雨に 青葉若葉の 目にしみて
(ひとあめに あおばわかばの めにしみて)
12369 【季語】 青葉 【季節】 三夏
少年の 少年らしさ 春の風
(しょうねんの しょうねんらしさ はるのかぜ)
12370 【季語】 春の風 【季節】 三春