俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

余花残花

2010年04月26日 | 俳句

晩春や 明日も雨と 肩の啼く
(ばんしゅんや あしたもあめと かたのなく)
12480 【季語】 晩春 【季節】 晩春


鞦韆や 風の絵師の 風起こる
(しゅうせんや かぜのえしの かぜおこる)
12481 【季語】 鞦韆 【季節】 三春
鞦韆=ブランコ


自転車の ペダルも軽く 春の道
(じてんしゃの ぺだるもかるく はるのみち)
12482 【季語】 春 【季節】 三春


若葉風 ラーメン餃子 故郷有り
(わかばかぜ らーめんぎょうざ こきょうあり)
12483 【季語】 若葉風 【季節】 初夏


余花残花 飛花に落花の 残り花
(よかざんか ひかにらっかの のこりばな)
12484 【季語】 花 【季節】 晩春


ブランコは 漕ぐか乗るかで 上手下手
(ぶらんこは こぐかのるかで じょうずへた)
12485 【季語】 ブランコ 【季節】 三春


雨上がり ブランコの下の 水溜まり
(あめあがり ぶらんこのしたの みずたまり)
12486 【季語】 ブランコ 【季節】 三春


春の駅 他因の遅れ 声でかし
(はるのえき たいんのおくれ こえでかし)
12487 【季語】 春 【季節】 三春


春の駅 事故より遅延 のぞましき
(はるのえき じこよりちえん のぞましき)
12488 【季語】 春 【季節】 三春


蜂止まる 花の写真に 時止まる
(はちとまる はなのしゃしんに ときとまる)
12489 【季語】 花 【季節】 晩春


いつまでも 西高東低 暮れの春
(いつまでも せいこうとうてい くれのはる)
12490 【季語】 暮の春 【季節】 晩春


牡丹の 花びら多く 眼が点に
(ぼうたんの はなびらおおく めがてんに)
12491 【季語】 牡丹 【季節】 晩春


知ってます 四つ葉のクローバー あるところ
(しってますよ つばのくろーばー あるところ)
12492 【季語】 クローバー 【季節】 晩春


柿若葉 輝く空に 白雲の
(かきわかば かがやくそらに しらくもの)
12493 【季語】 柿若葉 【季節】 初夏


我が言葉 聞き取り不能 柿若葉
(わがことば ききとりふのう かきわかば)
12494 【季語】 柿若葉 【季節】 初夏



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