俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

春陰

2010年04月25日 | 俳句

リラ冷えや 二度も三度も 有り難し
(りらびえや にどもさんども ありがたし)
12465 【季語】 リラの花 【季節】 晩春
リラ冷え=北海道でリラの花が咲く5月下旬の一時的な寒さ。


リラ冷えに 心も冷えて 関節炎
(りらびえに こころもひえて かんせつえん)
12466 【季語】 リラの花 【季節】 晩春


行く春や 早く行かねば 身が保たぬ
(ゆくはるや はやくいかねば みがもたぬ)
12467 【季語】 行く春 【季節】 晩春


外に出て 見上げなければ 春の月
(そとにでて みあげなければ はるのつき)
12468 【季語】 春 【季節】 三春


春の月 見れるだけでも ありがたし
(はるのつき みれるだけでも ありがたし)
12469 【季語】 春 【季節】 三春


朧月 大きさだけは 十日月
(おぼろづき おおきさだけは とおかづき)
12470 【季語】 朧月 【季節】 三春


春昼や 午前から午後 時ゆるく
(しゅんちゅうや ごぜんからごご ときゆるく)
12471 【季語】 春昼 【季節】 三春


春の夜の 微睡みの中 時流る
(はるのよの まどろみのなか ときながる)
12472 【季語】 春 【季節】 三春


春陰や 小便小僧は 社寺の中
(しゅんいんや しょうべんこぞうは しゃじのなか)
12473 【季語】 春陰 【季節】 三春


この春は 龍馬竜馬と ようさん来い
(このはるは りょうまりょうまと ようさんこい)
12474 【季語】 春 【季節】 三春


老いること アブダカダブラ 春の闇
(おいること あぶだかだぶら はるのやみ)
12475 【季語】 春の闇 【季節】 三春


落花より 飛花の多きや 花吹雪
(らっかより ひかのおおきや はなふぶき)
12476 【季語】 花吹雪 【季節】 晩春



雨風の 厳しき世にぞ シクラメン
(あめかぜの きびしきよにぞ しくらめん)
12477 【季語】 シクラメン 【季節】 晩春


雀の子 信号守れ 赤なるぞ
(すずめのこ しんごうまもれ あかなるぞ)
12478 【季語】 雀の子 【季節】 晩春


チューリップ 哀れを誘う 開き過ぎ
(ちゅーりっぷ あわれをさそう ひらきすぎ)
12479 【季語】 チューリップ 【季節】 晩春


コメント
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