俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

花の雨

2010年04月02日 | 俳句

見し夢を 思いも出せぬ 朝寝かな
(みしゆめを おもいもだせぬ あさねかな)
12204 【季語】 朝寝 【季節】 三春


生きること 忘れたように 朝寝かな
(いきること わすれたように あさねかな)
12205 【季語】 朝寝 【季節】 三春


朝寝して 昼餉を取りて 昼寝する
(あさねして ひるげをとりて ひるねする)
12206 【季語】 朝寝 【季節】 三春


ぽつぽつと 散らさず降りぬ 花の雨
(ぽつぽつと ちらさずふりぬ はなのあめ)
12207 【季語】 花の雨 【季節】 晩春


花の雨 撮りたきものに 花雫
(はなのあめ とりたきものに はなしずく)
12208 【季語】 花の雨 【季節】 晩春


我にまだ 光る風吹く ことありや
(われにまだ ひかるかぜふく ことありや)
12209 【季語】 風光る 【季節】 三春


風光る 緑の大地に 抱かれて
(かぜひかる みどりのだいちに いだかれて)
12210 【季語】 風光る 【季節】 三春


風光る 朋有ることに 感謝して
(かぜひかる ともあることに かんしゃして)
12211 【季語】 風光る 【季節】 三春


丘の上 桜まみれの 赤鳥居
(おかのうえ さくらまみれの あかとりい)
12212 【季語】 桜 【季節】 晩春


ゆらゆらと 乗って流れて 花筏
(ゆらゆらと のってながれて はないかだ)
12213 【季語】 花筏 【季節】 晩春


雲に水 夢も流れて 花筏
(くもにみず ゆめもながれて はないかだ)
12214 【季語】 花筏 【季節】 晩春


誰からも 聞くこともなき 四月馬鹿
(だれからも きくこともなき しがつばか)
12215 【季語】 四月馬鹿 【季節】 晩春


久方に 愛の告白 万愚節
(ひさかたに あいのこくはく まんぐせつ)
12216 【季語】 万愚節 【季節】 晩春


四月馬鹿 一日前に 嫁生まる
(しがつばか いちにちまえに よめうまる)
12217 【季語】 四月馬鹿 【季節】 晩春


春風や 髪を靡かす 女も見ず
(はるかぜや かみをなびかす ひともみず)
12218 【季語】 春風 【季節】 三春


満開の 吉野桜も 世代替え
(まんかいの よしのざくらも せだいがえ)
12219 【季語】 桜 【季節】 晩春


駅裏の 雪洞の灯の 花明かり
(えきうらの ぼんぼりのひの はなあかり)
12220 【季語】 花明かり 【季節】 晩春


味気なし 花見帰りの 人の群れ
(あじきなし はなみがえりの ひとのむれ)
12221 【季語】 花見 【季節】 晩春


コメント
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