よくある話なんだが、あって欲しくない話。
物がなくなる。そこにあるはずなに、どんだけ探しても出てこなくて窮地に陥る。時間が無くなり、結局探すのを諦めて全てが終わった後になってひょっこりと出てくるというやつ。
実は久々にあった。
今週の出張ライブの時に、例によって機材でクルマの荷台がパンパンで、助手席にもカバンや衣装を積んであった。運転中、ブレーキを踏んだら助手席の荷物が荷崩れを起こして、衣装とカバンが助手席の足元に落ちた。
現場に到着して、慌ただしくセッティングして本番が始まる寸前、いつも持っているグラサンが入ったメガネケースがないことに気付いた。
すぐに、クルマの中にあると確信して取りに行った。荷崩れした時に助手席に落ちたんだとわかっていた。だけど、ない。探すのは一か所、助手席の足元だ。ライブ直前だったので慌ててはいたけど、探す場所はここしかない。
だけど、ない。アレレ？
じゃあ、カバンの中で見つけられなかっただけなのか？という疑いが頭をよぎり、諦めてまた楽屋に戻ってしまった。カバンを再び探すがもちろんあるわけがない。結局、時間が無くなりグラサンなしでそのまま本番へ。
ライブが終わって片付けの時、車のドアを開けると、助手席の足元にメガネケースがちゃんと転がっていた。。。
完全な神隠し。
かなり昔の話。
浜松の定期ライブでは、ドラムセットを搬入後は有料駐車場へ車を預けるんだけど、その際駐車券をサンバイザーに挟むのがいつものやりかたなのだが、発券機から受け取った時に手を滑らせて足元に落としてしまった。
そして、そいつが全く見つけられない。。。
運転席の足元に絶対あるのに、どうしても見つからない。
結局、ライブが終わった夜中の駐車場で、ドアを開けて這いずり回って目を凝らすんだけど、周りは真っ暗だし駐車券の裏側は黒いからどうしても見つからず、ペナルティーの数千円を払って帰ってきた。ライブのギャラはそれですっ飛んだ。
そして、翌朝クルマのドアを開けると、ちゃんと足元のはっきりとわかるところに鎮座しておられた。しかも表の白いとことを見せて。
続いて、これは神隠しではないけれど、あって欲しくないライブあるある。
先述の出張ライブで、ミッチーがレンタルしてきたベーアン。セッテイングしてリハ開始、と思ったら本体のみで電源ケーブルが付属していない。
これじゃあ宝の持ち腐れ、使えません。貸し出しの際に付け忘れていたようだが、貸す方も借りる方もともに付いてるものと思いこんでいたようです。
全く偶然に、オレのクルマに積んでいた使わないミキサーの電源コードがあって、運よく使えたので事なきを得たけれど、それを使うライブだったら万事休すでした。
まあ、運がついてたって話。
気を付けましょう。って、どこを気を付けりゃいいのさって話か。。。
