駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

ハネる難しさ

2020年06月14日 | ドラム&パーカッション
6月14日(日) 本日のJOG=45分
梅雨の中、昨日も今日も走れた。走り出すとパラパラと降り出したけど、どうせ汗でびっしょりになるのでと完走。
けど、コケちゃいました。。。躓いて、体はコケなかったけど両手をついた。もっと勢いがあると天地がひっくり返る。
躓く時はいつでも小さな石とか木の枝に引っ掛けてしまう。要するに足が上がっていないんですよね。若いランナーみたいにハネるように腿を上げて颯爽と走りたいけど、いかんせん年には勝てず足を引きずる走りなのです。。。
今の自分には、跳ねる走りは難しい。

ハネる難しさといえば、どうしてもドラムに結びついてしまう。
リンゴ・スター研究を続けておりますが、リンゴさんこそハネるリズムの天才。
初期のオールドスタイルのロックンロールドラミング。8ビートの中にゴキゲンなハネを叩く天才。
ポールのベースラインが曲によって4ビートになったり8ビートになったりしますが、リンゴさんは絶妙なドラミングで対応しています。
しかし、完コピをしようとするには高いハードルがいくつもあって、定番というかセオリーというようなフレーズを踏襲しないのがリンゴさん。
まずはバスドラ。
初期のR&Rでは独特の踏み方をしていて、「Boys」では、4分音符で踏む音が聞こえるのに対し、「Twist and Shout」や、「I Wanna Be Your Man」では、小節の頭だけに踏んでいる。
それでいて、時折「ドドッ」とシンコペーションをかませてスピード感を強調している。これがハネる曲ではないにもかかわらず微妙なハネ感を出している。
「Help!」に関しては、アクセントのシンバル以外は殆ど踏まないという暴挙に出ている。(笑)
しかし、これがまた微妙なハネ感を出していて、この曲はシャッフルだという人すらいる。

バスドラを踏まない作戦は、明らかなシャッフルのカントリー曲で特に使っていて、「Act Naturaly」や「Honey Don't」でもアクセント以外は一切聞こえない。
逆に、「What Goes On」では、シャッフル曲のはずなのに、8ビートのカチッとした細かいパターンで対応していて、この人の不思議さ満載である。

続いてスネア。
初期のバックビートは、オールドスタイルのズンタタズンタが多くて、これがハネるんですね。
でも、先述の「Help!」や「What Goes On」では、2拍4拍の尖ったようなスネア打ちにもかかわらず、ハネる感を出している。
この人、後期では細かいフラムやラフを多用することで、重厚なバックビートで時代の先を行くロック・ドラムを作っています。

8年間のザ・ビートルズの歴史で、これほど成長するドラマーは、どう見てもやっぱり天才としか言うことができない。
コピー作業は、超ムズイです。
コメント
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