駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

演奏事故(涙)

2016年12月22日 | ザ・スターキー
先週のザ・スターキーライブ音源を今日になってやっと聴きました。
何かと思い入れのあったライブですが、演奏自体には満足しています。
だけど、数日後に改めて聞きますと、その時の高まった気持ちが落ち着いちゃってますからアラ探し的な聴き方になりがちです。
そんな時に目立つのがテンポ感です。
その時はメンバーもテンション高くてテンポが走りがちで、お客さまもみんな盛り上がっていれば多少のテンポアップもノリの一部として共感してくれるんだけど、日が経って聴くとこれがキモい。
テンポアップはドラマーの責任として気持ち悪さしか感じられないんだなこれが。。。
これはご理解いただけるかどうかなんだけど、ドラマーが改めて聴いた時、自分のドラムの演奏の熱さが、後で聞いた時にキモいんです。
ボーカリストってみんな自分大好き人間かと思うと、割と自分の声が嫌いで聴きたくないという人が多かったりします。
同じようにドラマーは自分のドラミングを聴くのが嫌いだったりするんですよね。。。
そうなんです、ドラミングって自分の声と同じなんですよね。走ったりモタったりっていうのはただ恥ずかしい限りです。

そんな先週のスターキーのライブですが、聴いてて鳥肌が立った場面がありました。
すごく感動したのが「Happy Christmas」のお客様を巻き込んでの大合唱でした。ヨーコ役としてモーリーが歌ったりとみんな頑張ったんですが、レコーダーにお客さんの歌声が録音されていて、それが改めて聞くと涙が出そうに良くって感動もんでした。。。
こういう時は石田ひろあきの声がまたジョンぽくていいんですよね。

そして反省点。モチロンいろいろ新しい試みの中で息が合わなかったことなども含めてあったんですが、いちばん悔やむのが機材トラブル。
ライブ終盤になってのいきなりの演奏事故であります。
フットペダルがトラブルを起こして演奏不能に。ビーターのねじが緩んで引っ込んでしまうというやつ。

もともとこのラディックの「スピードキング」というペダルは、簡素な作りで長寿ペダルではありますが、欠点も多くて「ビーター」が緩んで吹っ飛んだり逆に引っ込んだりする事例が多いと聞いていました。
実際その時は、左手でスネアを叩きながら、右手でビーターを引っ張り上げて緩んだねじを締めるという事をしたんだけれど、なにぶんリンゴさんスタイルの椅子が高いので体をそうとう折り曲げないと手が届かなくってやっぱりリズム的に間が空いちゃいました。。。しかもゲストで石田さんが飛び入りした途端、2回も!

事故現場。。。
このねじの部分が手で絞めるタイプなので、めっちゃ華奢なんです。
これが今までは困ることがなかったので対策みたいなことは何もしていなかったんだけど、今回に限ってアンコールの最中に、2度も同じトラブルで曲中にドラムが止まるという屈辱。。。
これをネットで調べると、スピードキングの構造的な弱点として皆さんが指摘しております。。。
今度の休みはこれを追及して、必ずや克服したいと思います。
コメント
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