駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

どえらい真面目にライブしました!

2009年07月21日 | ライブレポ
7月20日(月)
連休の最終日、“アヴァンティ”においてPPFのライブを行いました。
さすがに、連休も終わって明日から仕事となると、お客さんの入りも地味になりますが、我等PPFは熱かったっす。
凄いライブでした。
客観的にいい演奏だったと思いました!(自分でよく言うよ!だけど)
前回の「ハウクレ」でのライブには、自分の予定とかみ合わずに残念ながら不参加でした。
なので、今回は気持ちも新たに気合を込めて参加させてもらいましたよ。
今も、手のひらにコンガのコーン!と抜ける乾いた音とその何とも気持ちのいい感触が、痛みとともに残っています。
オレのコンガ、昨日は実に良く鳴ってくれましたねえ。
ホントに楽しいひとときでした。

PPFの演奏前に、「マイケル鈴木」さんと「ナチュラルガーデン」さんの演奏があったのですが、「ナチュラル~」さんとのコラボといいますか、ラテンっぽい曲にコンガで参加させていただき、あの澄み切った美しい女性ボーカルに、無骨なラテパカのサウンドがいい感じで色を添えられたかな、なんて勝手に思ってます。

さて、PPFのライブですが、着実にライブ回数を重ねてきまして、メンバー間の意志の疎通も“阿吽の呼吸”に域に近づいてきたんでしょうか。
メンバー間で、きょろきょろと合図を探すような風景はもうありません。
天然のふりをするクレバーなボーカリストの細野さんに、いい感じで振り回されています。(笑)
PPFというバンドは、前回と同じ曲を演奏してもその日によって曲の構成も変わり、ノリ一発で3分の曲が5分になったり10分になったりもするインプロヴィゼーションの占める割合が多いバンドなんです。
それは、今は亡きインプロヴァイズの申し子のような天才ミュージシャンの小林さんそのもののバンドカラーであります。
小林さんの死というバンドの存在価値さえ問われる事態と、さらにトシという希有なギタリストも失ったPPFですが、今、さらにステップアップしたパフォーマンスを目指しています。
何が何でも!ぐらいの強い気持ちでね。
皆さんには分からないと思うんだけど、毎回、ライブにはギターのタカヒロのギターアンプ付近には、小林さんとトシの遺影が飾られています。
そして、タカヒロのギターには二人の思いが加わって、練習時には見られないようなパフォーマンスが見られることがよくあるんです。
今後のタカヒロのプレイに注目ですよ!

さて、小林さん亡きあと、一人でフロントを引っ張り続けるリードヴォーカルの細野さんですが、ますます円熟味が増しています。

細野さん自身の闘病しながらのライブパフォーマンスは、痛みと戦いつつ、命を掛けたライブなのです。
昨日も、何気ないライブでのぼそぼそと語る細野さんのMCですが、なんだか人生観が込められているようで、後ろで聴いていて涙が出そうになることすらありました。

自分は、20歳代の若かりしその昔、破天荒ともいえるPPFのライブパフォーマンスにドラマーとして技術的にもついていけなくて逃げ出した人間ですが、小林さんの追悼ライブから、パーカッションという最高なポジションで再び参加させてもらえることになりました。
長い時間が経ち、裏切ったこんなオレなのにメンバーから笑顔で迎えられました。
このめぐり合わせは、決して偶然なんかではないと思いますし、もう、いい加減な中途半端な演奏はできないぞと、毎回強い気持ちで演奏させてもらっています。
なので今回も、自分の力不足はもちろん否めませんが、とにかく全力で演奏しきることを考えていました。
今後も、PPFのライブではどえらい真面目に、でも面白可笑しく、唯一無比のバンドとしてやっていきたいと思っています。
でも真面目にって言っても酒を飲まないのは、車で行かなきゃパーカスの膨大な機材を運べないだけんなんだけどね。
楽屋じゃバカ言ってふざけてますけどね~。
PPFでパーカションをさせてもらって幸福をいただいたので、パーカッションで何とか恩返しをしたい。
思いはただこれだけですわ。
コメント (2)
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