大垣市の 親切ていねいな ふすまと内装工事のお店 【創業80余年 林文香堂】 三代目店主の前向きな日記 

明るく朗らかに、人に親切に、素直に、謙虚に、感謝して の五つの基本を胸に、日々の小さなよろこびを綴ります。

プチプチ

2015年09月05日 | 日記
できあがったデリケートな太鼓張り障子を運搬するため梱包の仕方を思案した。


建デポ大垣店に電話した。

私  「あの~、1200巾くらいの、ぷちぷちの、ロールシートって、ありますか?」

店員 「は?」

私  「ぷちぷちって言いません?ほら、あの・・」

店員 「エアー緩衝材ですね。」

私  「それそれ!エアー緩衝剤って言うんですか!」

店員 「はい(微妙な笑い)。」 ← 微笑ではない


というわけで、
ひとつ賢くなりました。

エアー緩衝剤 1200mm巾 × 42m ロール 1980円(税別)





「気泡緩衝材」ともいわれる。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

太鼓張り障子

2015年09月03日 | ふすま・表具
お客様ご自身が設計デザインされた太鼓張り障子の紙張りをしました。

太鼓張りとは建具全体を張りくるんでしまう技法です。

高さ2m20cm 巾1m の大きなもの。

2本引き違いの吊り戸で、部屋の間仕切りに使われるそうです。

障子紙もお客様からの支給品 「チリ皮入り雲竜(薄手)」。

これがほんとに薄かったです!

建具の巾が大きいため、紙は三段にヨコ張りしました。

緊張の張り作業は二人がかりで↓




片面を張って、乾かして、裏返したところ。
もう片面も同様にして張ります。
紙の薄さ、イコール、光の透過性が高い、ということになります。↓




紙を張った側のディテール。
木の框部分や組子部分が透けて見えます。↓




出来上がったこの太鼓張り障子が、お客様宅でどんなふうに映るか?
どの程度光を通して、どんな雰囲気になるか?

とても気になるところです。

ただ、

紙が薄いということは、弱いということであり、すなわち破れやすい。
耐久性も、紫外線等による劣化はおそらく早いと思われ、すなわち破れやすい。

素材がデリケートなだけに、
非常に、非常に心配するところではあります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高層マンションから大垣市を見おろす

2015年09月02日 | 日記
毎日が梅雨のようだ。

でも今日は午前の早いうちから晴れてきた。

午後、お電話をくださった市内中心部に住むお客様宅に伺った。

マンションの高層階に伺う機会はめったにない。

天気も良かったので、共用廊下から東方面を一枚撮った。

自分も住む街、大垣の、今まで見たことのないアングルで、新鮮さを覚えた。

大きいような小さいような大垣市。

ここで自分はこれからも生きていくのだ。。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本の伝統文化の継承は、子どもから。

2015年09月01日 | 日記
先日、一般社団法人 日本襖振興会 の第2回会員大会に出席した。
全国大会のようなものだ。

中でも大阪府表具内装協同組合の「伝統文化親子教室」の報告がとても興味深かった。

最終目標はふすまの需要促進であるが、
学校・PTAと協力して、地域の子どもたちに、
「和の住まいと、それを形成してきた襖の役割」を体験から理解してもらう
という趣旨は立派だ。
思ってもなかなか実行できない。想像するだけでその道のりは長く遠い。

・襖の構造と和紙の機能について講義する

・襖の分解の実演を見せる

・組合員の補助のもと、子どもたちに襖の制作を体験させる

感心したのは、組子下地、手漉き和紙、本漆(うるし)の襖桟といった「ホンモノ」を
敢えて使ったことだ。
子どもたちはもちろん参加した親たちも初めての経験だったにちがいない。

世界遺産にもなった和紙と、それを使って襖に仕上げる伝統の技法。
それらを親子で体験し学習することは大きな意義がある。

先日、町内の盆踊りに「かき氷担当」として数年ぶり参加した。
100杯以上かいた。

あらためて驚いたのは、
たくさんの浴衣姿のちびっ子たちが輪になって踊っていたことだ。

かき氷や焼きそばに興味はあっても踊りには興味はない と思っていた。

ちがった。

「大垣音頭」も「春駒」も踊っている。若い母親も踊っていた。
(萩野目洋子のダンシングヒーローも。)

浴衣も盆踊りも日本の伝統文化だ。

子どもたちが経験によってアタマとカラダで覚えたものは大人になっても忘れない。

和室とそれをかたちづくる様々なものも忘れずにいてほしい。

「襖の体験教室」と「盆踊り」。

ふたつの事例を目の当たりにし、複雑な思いをもち、
あれこれ、いろいろと、ほんとにいろいろ、考えさせられた。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする