大垣市の 親切ていねいな ふすまと内装工事のお店 【創業80余年 林文香堂】 三代目店主の前向きな日記 

明るく朗らかに、人に親切に、素直に、謙虚に、感謝して の五つの基本を胸に、日々の小さなよろこびを綴ります。

床の仕上げ材は厚みの違いに注意が必要

2024年02月27日 | 内装工事
築30年超の鉄筋コンクリート造の住宅リフォーム現場。
ユニットバスの入れ替えとともに洗面脱衣とトイレも全面リフォーム。

設計施工の元請さんからの床仕上げ材の指示は、
洗面脱衣はカーペットタイル サンゲツ NTA-882H 全厚6.5mm
トイレはクッションフロア  サンゲツ HM-11067 全厚1.8mm
見切り金物は アシスト 17-GHT140(グリハードテープ式ラインステップ)最大高さ3mm
ソフト巾木は高さ60mmのサンゲツ W-52 だった。

指示書を見て(うむむ、これは)と思った。現場へ走った。大工さんがまだ造作中のはずだ。
よかった。トイレの床下地が途中だった。
カーペットタイルと金物のカットサンプルを持参して、現地に置いてみて大工さんと打ち合わせた。



肝は仕上がり高さが均一になること。
トイレ側と洗面脱衣側とで高さ違いになると金物が斜めになる。せっかくのラインステップ、フラットにおさめたい。
ソフト巾木の仕上がりラインもストレートに決めたい。
洗面脱衣側はモルタル下地なので調整できず、トイレ側の新規合板下地で調整するしかない。
大工さんとの打ち合わせが功を奏し、結果的にたいへん満足のいくきれいな仕上がりになった。



洗面脱衣やトイレのリフォームは数量的に規模が小さい。
しかしそこには「毎日ずっと使う」を前提とした、使い勝手の良さ、イコール不便さがないこと、が絶対で、
加えて機能の快適さや気持ちの快適さ、お手入れのしやすさなどが必要とされる。

施工を終え清掃を終え、引き上げるときに、施主のご高齢の奥様に仕上がりを見ていただいた。
「早く使いたいねえ、いままで床が冷たかったからねえ」とおっしゃっていただけた。
うれしかった。
洗面脱衣の床はモルタルにカーペットタイルなので目地からの水分等の浸入により発カビが心配される。
ユニットバスとの境にはバスマットなど敷いていただくと良いこと、
通常未使用時はなるべく換気して湿気がこもらないようにしていただくと良いこと、
をアドバイス差し上げて現地をあとにした。

後日、元請さんの社長からもお褒めの言葉をいただけた。
苦労もしたが、いい仕事をしたあとは気持ちがいいものである。




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