花鳥と平安絵巻が描かれたこの絵のセットをどこかで見たことはありませんか?
ご近所さんのお客様から額装の見積依頼をいただいき、現物をお預かりしたことがきっかけとなり、
お客様に説明するため外装紙に貼ってあった「山根 和紙の店」のネームシールをたよりに、いろいろ調べてみました。
ご依頼主の高齢のご婦人は
「家を新築したときにお友達がお祝いにわざわざ美濃市まで行って買ってきてくれたの」と言ってみえました。
縁起ものであることは間違いありません。
調べた結果、これは友禅染の和紙で、「平安絵巻」が悪いことを吸い取り、「花鳥」が良いことを吹き出す、という、
通称「ハッピーセット」と呼ばれるかなり有名なものであるとわかりました。
興味のある方は「山根 和紙の店」で検索してみてください。
(「ハッピーセット」で検索するとマクドナルドのそればかりが大量に出てきますのでご注意ください)
お客様にはこの絵のことをご説明し、お見積書もお渡しし、その上で、
「お好きなサイズを決めて市販の額縁をお求めになり、絵をカットしておさめればいちばん安くあがります」
と商売にならないアドバイスもしました。
(その後、お客様から表装仕立てのご依頼はいただいておりません)
この一連の流れの中でふと、
(ああ、そういえばうちにも同じものがあったっけ!)と思い出しました。
同時に(そうだ、この絵は四鳥さんにも、玉子屋別館さんにもある!)と記憶が呼び起こされました。
作業場の2階の奥で眠っていたものを探し出し、ホームセンターで安い額縁を(!?)買ってきて事務所に掛けました。
それが記事冒頭の写真です。
うちにあったこの絵は15年以上前にふすまの張替えのお仕事をいただいたお宅の奥様からいただいたものです。
なぜそんな良いものをポンとくださったのか?そこのところはわかりませんでした。
しかし、ここまでの話を母親にしたところ「どこのお客さん?」を訊いてくるので、ゼンリン住宅地図を開いて
「ココだったはず」と指し示すと、母親は「知っとる!〇〇さんや!」と。
母親の話から、
・そのお客様は私の亡き父が生前所属していたライオンズクラブの友人のお宅で、親しくお付き合いしていた。
その関係でふすまの張替えを依頼してくださったのだろうということ。
・絵をくださった奥様はその後認知症になり今は施設でお過ごしのはずではないだろうかということ。
がわかりました。
ご近所さんからのお話が発端で、うちにも同じものがあることを思い出し、額に入れて事務所に掛け、
そこから母親との会話になり、絵をくださった方のこともわかりました。
この流れを体験してちょっと不思議な感じもしました。
私はスピリチュアルなグッズに傾倒することはありませんが、偶然でも、人とのつながりや仕事上のことが
なんとなくプラスに作用しているなと思うことができれば、それでよいと思います。
単純に「信じるか、信じないか、あなた次第」と言われれば、
「単純に信じます」
と言います。
明日もまた いいことがありますように。
ご近所さんのお客様から額装の見積依頼をいただいき、現物をお預かりしたことがきっかけとなり、
お客様に説明するため外装紙に貼ってあった「山根 和紙の店」のネームシールをたよりに、いろいろ調べてみました。
ご依頼主の高齢のご婦人は
「家を新築したときにお友達がお祝いにわざわざ美濃市まで行って買ってきてくれたの」と言ってみえました。
縁起ものであることは間違いありません。
調べた結果、これは友禅染の和紙で、「平安絵巻」が悪いことを吸い取り、「花鳥」が良いことを吹き出す、という、
通称「ハッピーセット」と呼ばれるかなり有名なものであるとわかりました。
興味のある方は「山根 和紙の店」で検索してみてください。
(「ハッピーセット」で検索するとマクドナルドのそればかりが大量に出てきますのでご注意ください)
お客様にはこの絵のことをご説明し、お見積書もお渡しし、その上で、
「お好きなサイズを決めて市販の額縁をお求めになり、絵をカットしておさめればいちばん安くあがります」
と商売にならないアドバイスもしました。
(その後、お客様から表装仕立てのご依頼はいただいておりません)
この一連の流れの中でふと、
(ああ、そういえばうちにも同じものがあったっけ!)と思い出しました。
同時に(そうだ、この絵は四鳥さんにも、玉子屋別館さんにもある!)と記憶が呼び起こされました。
作業場の2階の奥で眠っていたものを探し出し、ホームセンターで安い額縁を(!?)買ってきて事務所に掛けました。
それが記事冒頭の写真です。
うちにあったこの絵は15年以上前にふすまの張替えのお仕事をいただいたお宅の奥様からいただいたものです。
なぜそんな良いものをポンとくださったのか?そこのところはわかりませんでした。
しかし、ここまでの話を母親にしたところ「どこのお客さん?」を訊いてくるので、ゼンリン住宅地図を開いて
「ココだったはず」と指し示すと、母親は「知っとる!〇〇さんや!」と。
母親の話から、
・そのお客様は私の亡き父が生前所属していたライオンズクラブの友人のお宅で、親しくお付き合いしていた。
その関係でふすまの張替えを依頼してくださったのだろうということ。
・絵をくださった奥様はその後認知症になり今は施設でお過ごしのはずではないだろうかということ。
がわかりました。
ご近所さんからのお話が発端で、うちにも同じものがあることを思い出し、額に入れて事務所に掛け、
そこから母親との会話になり、絵をくださった方のこともわかりました。
この流れを体験してちょっと不思議な感じもしました。
私はスピリチュアルなグッズに傾倒することはありませんが、偶然でも、人とのつながりや仕事上のことが
なんとなくプラスに作用しているなと思うことができれば、それでよいと思います。
単純に「信じるか、信じないか、あなた次第」と言われれば、
「単純に信じます」
と言います。
明日もまた いいことがありますように。
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