大垣市の 親切ていねいな ふすまと内装工事のお店 【創業80余年 林文香堂】 三代目店主の前向きな日記 

明るく朗らかに、人に親切に、素直に、謙虚に、感謝して の五つの基本を胸に、日々の小さなよろこびを綴ります。

マコロン

2017年02月09日 | 日記
大垣市民病院近くのとある焼き鳥屋さん。

トイレ入り口の引き戸の動きが悪く、カギのかかりも悪い。直してほしい。
と、その店の常連さんでもある私の知り合いの方からご依頼があった。

普通なら戸車の交換で終わるところが、以前の店舗改装の際に
座敷席の床が拡大され、その影響で戸が外せないことがわかった。

戸そのものを取り替えることでお見積りし、おかみさんの了解を得て本日施工。

古い戸は丸のこで切って壊して外した。新しい戸は吊り戸にしてカギも新しくした。

開閉はスムーズ。前みたいにガラガラゴロゴロいわない。カギも気持ちよくかかる。

おかみさんにも喜んでいただき、紹介者の方の顔も立てることができた。よかった。


今日の作業中、外で水回りの仕事をしていた業者のおっさんが、ふいに
「林君。林君やろ?」と声をかけてきた。

一瞬とまどったがすぐに思い出した。

マコロンだ。

小学校の同級生だ。名前が まこと でガリガリでちびだったから、あだ名はマコロン。

「マコロンか~!」と言いそうになって「〇〇(苗字)君か~!久しぶりやなあ!」と瞬間言い直した。

頭髪がグレーの小柄なおっさんだった。仕事はまじめにしていた。

「ミゾグチには前に会ったぞ」「かみさんが3年前に死んで今は独りや」「築捨町に住んどる」
勝手にどんどんしゃべる。

クセなのかキャップを何度もかぶりなおす。しかしそのたびキャップは右にいがんでいる。

「じゃあ建具屋さん頑張って」と片手をひょいと上げて帰っていった。

おかしいやら、なつかしいやら。

安井小学校 伝説の男 マコロン 大垣在住 いまも健在 である。
コメント (2)
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