大垣市の 親切ていねいな ふすまと内装工事のお店 【創業80余年 林文香堂】 三代目店主の前向きな日記 

明るく朗らかに、人に親切に、素直に、謙虚に、感謝して の五つの基本を胸に、日々の小さなよろこびを綴ります。

ノーベル賞。偶然。あるいは紙一重。

2014年12月11日 | 日記
日本中がノーベル賞に沸いている。
素晴らしい栄誉。誠におめでたいことだ。
世紀の大発見は実験中の偶然があったからこそ、とのことらしい。

先だっての御嶽山の噴火。
山頂付近にいた人々の生死を分けたもの。
それも偶然だったと言っていいのかもしれない。

地震、津波、電車の脱線、トンネル崩落、土石流、工場の爆発・・・

もっと卑近な例でいえば、
建築現場で、あるいは車の運転中、ヒヤッとした経験のある人は
自分のみならずおそらくたくさんいることだろう。

ちょっとの差で大けが・大事故。

建設業における安全衛生に関する教育の中では必ず
「ヒヤリ・ハット」
という言葉が出てくる。

ピラミッドの頂点が1件の死亡または重症災害とした場合、
その底辺には、約300件の無傷害事故(ヒヤリ・ハット)が存在する、
といわれている。

ケガなく事故なく、が当たり前の毎日を、自分を含めてまわりの人もみんな
送っているが、実は紙一重のあやうい連続の中をかろうじて生きているだけなのではないか。

一寸先は闇。

転ばぬ先の杖。

やはり今日一日を事故なくケガなく終われたことを素直に喜ばなければいけないのではないか。
感謝しなくてはいけないのではないか。

一日現場作業を無事終えて帰社し、NHKニュースでストックホルムの様子を見て、
今夜は以上のようなことをとめどなく思い考えた。

また明日がある。明日の明日もある。

だから今夜も仏壇に向かって手を合わせる。

だから今夜も酒を飲む。

それでいいんじゃないか。
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