大垣市の 親切ていねいな ふすまと内装工事のお店 【創業80余年 林文香堂】 三代目店主の前向きな日記 

明るく朗らかに、人に親切に、素直に、謙虚に、感謝して の五つの基本を胸に、日々の小さなよろこびを綴ります。

太鼓張り襖(透かし太鼓)の張り替え

2014年05月12日 | ふすま・表具
照明器具の張り替えのご用命をいただいたお客様から
茶室の出入り口の「太鼓張り襖」の張り替えも承りました。

紙をすべて剥がした「組み子下地」の状態です。



今回は鳥の子紙で張りくるむ一般の太鼓張り襖と違い、
「透かし張り太鼓」でした。

茶室の小さい窓から射す弱い日光でも下地の組み子が透けて見えます。

夜の茶会では燭台を持った主人の影やろうそくの明かりが襖越しにわかるといいます。

障子紙で下張りをしたのち、「越前手漉奉書紙」で上張りします。
下地の組み子の上に継ぎ手がくるように、小判に裁った紙を右上前で下から張っていきます。



最後にちり落としの「切り引手」を作ります。
太鼓張り襖の特徴のひとつです。



シンプルで繊細な、日本の伝統美を感じるふすまです。


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