goo blog サービス終了のお知らせ 

大垣市の 親切ていねいな ふすまと内装工事のお店 【創業80余年 林文香堂】 三代目店主の前向きな日記 

明るく朗らかに、人に親切に、素直に、謙虚に、感謝して の五つの基本を胸に、日々の小さなよろこびを綴ります。

戸襖の戸車の動きが悪くゴトゴト異音がする

2015年08月17日 | 建具・家具
住宅の引き戸には普通、戸車が2個ついていて、それで動いています。

築20年を超える住宅の場合、敷居の溝は多くは木製です。

「動きが悪い、重い、ゴトゴトと音がする」

こういうケースは戸車に問題がある場合があります。

一度、引き戸を外して戸車を見てみましょう。

戸車がこんなふうになっていませんか?



これは戸車の外周部分のウレタン樹脂が経年劣化で硬化して、
ついにはボロボロと部分的に取れてしまっている状態です。

当然クルマは円をなしておらず、スムーズに走行しません。
ヘコんだところでゴトンとなるわけで、敷居にもキズがつきます。
そのまま使い続けると戸車も敷居の溝もさらに痛みが進んでしまいます。

早めに交換しましょう。

古い「ウレタン戸車」を取り外し、
新しい「ナイロン戸車」に交換しましょう。



メーカーいわく
「強靭で、耐衝撃性・耐摩耗性にすぐれる」
「振動吸収能力が高く防音効果もある」   のだそうです。

実際に交換してみると劇的にその違いがわかります。

戸車も握り玉もレバーハンドルもトイレロックも使用頻度が高いと早く痛みます。

これは避けられません。

壊れてどうにもならなくなる前に、早めの交換・修理をおすすめします。


---------------------------------------------------------------------
~あなたの街の 親切ていねいな ふすまと内装工事のお店~
(有)林文香堂 http://h-bunkoudou.com
お気軽にメールください⇒こちらからどうぞ<
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飛騨産業株式会社を見学

2014年11月13日 | 建具・家具
得意先の住宅会社安全協力会の『安全事業場研修視察』で、
高山市の家具の会社、飛騨産業株式会社へ行ってきました。



大型バス2台。好天にも恵まれ、快適でした。

ちょうど当日の朝刊に『現代の名工 県内の4人輝く』との記事が載り、
その中のおひとりが飛騨産業の板屋敏夫さんでした。



工場見学では板屋さんの話をじかにお聞きすることができたいへん光栄でした。

「今朝の朝刊見ました。おめでとうございます。」と申し上げると、

「急に新聞社がたくさん来て大変でした。」と照れ笑いされてみえました。

飛騨産業の得意技は「足もの家具」ともいわれる椅子や机など。
特に杉材を加熱圧縮・成形する技術に優れ、
椅子の背板や座面など、R形状の加工や三次元加工も自在です。

元来、杉はやわらかい材ですが、これを圧縮することで強度があがります。
6センチくらいの厚板も半分程度の厚みにまで圧縮してしまいます。

杉は、軽い、木目がまっすぐで美しい、温かみがある、といった材そのものの良さがあり、
さらに日本国内で安定供給が可能という利点もあります。
これらを活かしたものづくりと研究がどんどん広がっているようです。

すばらしい会社でした。


---------------------------------------------------------------------
~あなたの街の 親切ていねいな ふすまと内装工事のお店~
(有)林文香堂 http://h-bunkoudou.com
お気軽にメールください⇒こちらからどうぞ<





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

玄関収納ビフォーアフター

2013年08月10日 | 建具・家具
少し前にふすまやあみ戸の張り替えをさせていただいたお客様。

若奥様から「玄関の収納スペースを増やしたいのだけど・・」とご相談をいただきました。

既存の玄関収納とその右隣りのドアとの間のスペースをなんとか利用できないか、
増え続ける「靴たち」を特に片付けたい、ということでした。

そこで、巾90cmのスペースに天井までの高さの収納家具を作って据え付けましょう、と
ご提案し、姿図とお見積書をお出しし、受注させていただきました。

そして本日、無事に納品、取り付けを終了しました。
では、そのビフォーとアフターをご覧ください。

ビフォー


突っ張り棒とS字フックをうまく利用していますが限界があります。
この方法では靴は収納できませんね。

アフター


高さは天井まで。2m40cmをめいっぱい使いました。奥行きは40cmです。
床・壁・天井に固定されているので絶対倒れません。
仕上げ材は既存の家具やドアに合わせましたので違和感がありません。



内部は水に強く掃除のしやすい白いポリ合板です。
両開きの扉は90度に開きます。
厚み2cmの棚板は可動式で、収納したい物によって内部の高さ寸法を自由に変えることが
できます。もちろん取り外して大きくスペースを使うこともできます。

若奥様は「わああ、すごい!もったいないくらい!」と感激してくださいました。

三世代同居の大家族の暮らしが、ひとつまた快適になった、そのお手伝いができたことを
とてもうれしく思いました。


---------------------------------------------------------------------
~あなたの街の 親切ていねいな ふすまと内装工事のお店~
(有)林文香堂 http://h-bunkoudou.com
お気軽にメールください⇒こちらからどうぞ<

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あみ戸の張り替え

2013年06月19日 | 建具・家具
暑い時期にさしかかってきました。
この時期になるとあみ戸の張り替え依頼が多く入ります。

ふすまの張り替えの際に
「おたく、あみ戸もやってみえる?」
「ついでにお願いできる?」
というケースも結構あります。

家中のすべてのあみ戸の張り替えを一気にご依頼される方、
「一本だけだから」とご自分で持ち込まれる方、
いろいろです。

今回はアルミではなく「木製のあみ戸の新調」をご紹介します。


築年数の古い日本家屋の場合、縁側から庭に出るところには
木製のガラス戸が入っている場合が多いです。
すでにこの建具をアルミサッシに替えられているお宅も多く見受けられます。

木製ガラス戸の場合、アルミのあみ戸を入れるわけにはいきません。
タテ框一本分を左右とも重ねる寸法で、ガラス戸のレールを利用して動くように作ります。

材は湿気や虫に強いヒバ材、あみは一般的なナイロンメッシュを使用します。

もちろん張り替えもできます。

また、取り付けの際には、古いガラス戸の建て付け直しもさせていただきます。


---------------------------------------------------------------------
~あなたの街の 親切ていねいな ふすまと内装工事のお店~
(有)林文香堂 http://h-bunkoudou.com
お気軽にメールください⇒こちらからどうぞ<


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戸襖の戸車の交換

2013年04月30日 | 建具・家具
今回ふすまの張り替えのお仕事でお伺いした大垣市内のお客様宅にて。

「入口のふすま戸が重いのよ」と奥様から相談を受けました。

開け閉めしてみると確かに重い。しかもゴトゴトと異様な音と振動を感じる。

「戸車の問題かもしれません。ちょっと見てみましょう。」

戸襖を外し、戸車を見てみました。予感的中。

現在ではほとんど使われない「ウレタン戸車」が使われていました。

うちにもまだ在庫が残っていて、新品の状態はこうです。



これが長年、毎日使われると、最初やわらかかったウレタン樹脂部分が徐々に固くなり、
劣化していき、ひび割れて、ぼろぼろとはく離してしまいます。



当然、平滑であるはずの戸車の接地部分がデコボコになり、ゴトゴト音の原因になるわけです。
さらに使い続けるとウレタン部分のはく離はさらに進み、ついに中心付近の白いベース部分の
プラスチックが露出することになります。

柱に対する建て付けもピッタリいかなくなり、動きは重く、敷居にも傷がつきます。
使いづらさはストレスにもつながります。いいこと無しです。

おかしいな、と思ったら早めに戸車を交換することををおすすめします。

ちょっと器用な方ならご自分でもできます。
が、親切なご近所の建具屋さん、ふすま屋さんに頼むと間違いないでしょう。

今回の事例も、戸車の交換で一気に解決したことは言うまでもありません。


---------------------------------------------------------------------
~あなたの街の 親切ていねいな ふすまと内装工事のお店~
(有)林文香堂 http://h-bunkoudou.com
お気軽にメールください⇒こちらからどうぞ<
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大きなおうちの小さな仕事

2012年09月27日 | 建具・家具
夕方、電話であみ戸の張り替えのご依頼をいただいた。

お客様の奥様は「1本だけなんですけど・・」と恐縮気味。

2,000円の仕事を快くお引き受けして、すぐお宅に伺った。
車で5分。
これがもし遠方だったら正直悩んでしまうところだ。

でも予感は的中。
「ネットで調べたら近かったから。」がポイントだった。
これがご縁になれば。

行ってみて驚いた。
大豪邸だった。こんな大きなおうちがこんなところにあったのか・・。

翌日に納品を完了し、あわせて奥様が気にされていた内窓サッシのクレセント錠の
不具合も調整して直して差し上げた。

「ごめんなさい、たったこれだけの仕事で。また何かありましたらぜひ・・」と
言っていただけてうれしかった。

小さなご縁を大切にしたい。


---------------------------------------------------------------------
~あなたの街の 親切ていねいな ふすまと内装工事のお店~
(有)林文香堂 http://h-bunkoudou.com
お気軽にメールください⇒こちらからどうぞ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

木製あみ戸を作り替え

2012年08月22日 | 建具・家具
偶然でしょうか、今年は木製の雨戸やあみ戸の作り替えの
ご依頼を多くいただいています。

それらのほとんどは築40年以上の大きな日本建築の家で、敷地が広く、
お庭も大きく、畳の部屋もいくつもあったりします。

外部に面した雨戸やあみ戸は、長い年月で痛みます。
修理で直す場合もありますが、たいてい私たちが呼ばれて伺うころには、
作り替えをせざるを得ない状態になっている場合が多いです。



今回、あみ戸を作り替えさせていただいたお宅です。



枠材は水や虫に強いヒバ材を使用しています。
ナイロンメッシュのあみは当然張り替え可能です。

敷居や家自体には少なからず「傾ぎ」「むくり」「垂れ」というものがあります。
木製建具のいいところは、切ったり、削ったりして、微調整ができるところで、
その家の「くせ」に合わせて、すき間なくピシャっとおさめることができます。

太い柱や梁に支えられた立派な日本家屋。

間つづきの和室のふすまを開け放ち、風を通すと、
真夏でも室内は心地よさを感じます。

それは、土壁や畳やふすまが調湿機能を果たしてくれているからです。

古くても、良いものを、直しながら、永く使っていきたいですね。


---------------------------------------------------------------------
~あなたの街の 親切ていねいな ふすまと内装工事のお店~
(有)林文香堂 http://h-bunkoudou.com
お気軽にメールください⇒こちらからどうぞ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昭和の木製建具はいい。

2012年07月24日 | 建具・家具
地元、安井小学校校区内にあるお宅にうかがいました。

築60年だそうです。

両引き分けの木製の玄関戸から中に入ると奥まで土間が続いています。

玄関土間には「こあがり」があって、さながら木製ベンチです。今風に言うと。
玄関からの風が心地よく吹き抜けていきます。

ここのお宅で障子の張り替えの納品と、その他の室内建具の建て付け調整や、
レール・戸車の交換などを行ないました。



長い期間、重いままの戸で奥様はずいぶん苦労されていたようです。
樹脂製の戸車が劣化・欠損し、車が回らない状態で使用を続けたため、
レールも磨耗し、ついには引き違い戸2本のうち1本が動かなくなっていました。

レールと戸車を交換し、動きを調整すると、開け閉めが驚くほど軽くなりました。
奥様は「今まで苦労してたのがバカみたい!」と笑って言われました。

ご主人は現地確認と打ち合わせのとき、「作り替えたらいくらするの?」と
言われましたが、いえいえもったいない、その必要はありませんと申し上げました。

昭和の時代に作られたものは、職人がプライドをもって丹精こめて作ったものが
多いのです。
材の選択しかり。デザインしかり。
ガラス窓の大きさ、型ガラスの選択もまたしかり。
框の太さと組み子の細さの絶妙なバランスなど、ほほう、とうなることたびたびです。

毎日使いながら、ずっとずっと家とともにあるものなのですから、
いつしか見慣れてしまいます。不便さも、こんなもんか、と慣れてしまいがちです。

たしかに金属や樹脂の部品はいつか経年劣化します。
でもそれは交換・修理で直ります。
本体の木は削ったり足したりして補正ができます。

これが、大手メーカーの量産品にはない、手作り木製建具の「良さ」なのです。

いいものを大切に、永く使いましょう。


---------------------------------------------------------------------
~あなたの街の 親切ていねいな ふすまと内装工事のお店~
(有)林文香堂 http://h-bunkoudou.com
お気軽にメールください⇒こちらからどうぞ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

重い戸が劇的に軽くなる

2012年07月06日 | 建具・家具
今回の仕事は建築会社による住宅リフォーム物件です。

当社でクロス工事、カーテン・カーテンレール工事・木製建具工事を行ないました。

廊下からLDKへの出入口のガラス入りの木製建具。

《施工前》


今回の工事ではこの戸はそのまま使うことになっていましたが、奥様から

「両手を使わないと開け閉めできないくらい重い」

「小さい孫が万が一ガラスを割ったら大変」という悩みをお聞きしましたので

・現状の2ミリ厚の板ガラスを、梨地の樹脂ガラスに取り替え
・敷居にアルミVレールを入れて戸車も交換  ということにしました。

この戸は「框づくり」になっていること、大きい板ガラスが入っていること により
建具そのものが、かなり重量があります。
加えて、ウレタン樹脂の戸車が劣化してボロボロになっており、ますます重く感じることに
なっていました。

《施工後》




施工後、奥様に戸を開け閉めしていただきました。予想通り、
「すごい~!!」
と驚きの声をあげられました。お孫さんを抱っこしたまま片手で「すい~っ」と
開けたり閉めたりを繰り返し、「これはいいわあ~」と喜んでいただけました。

ちょっとした「劇的ビフォーアフター」状態でした。

よかったです。


---------------------------------------------------------------------
~あなたの街の 親切ていねいな ふすまと内装工事のお店~
(有)林文香堂 http://h-bunkoudou.com
お気軽にメールください⇒こちらからどうぞ


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

木製雨戸の修理

2012年05月29日 | 建具・家具

昭和40年代以前に作られた家なら、雨戸は木製が当たり前だったのではないでしょうか。

その後、雨戸はスチールやアルミなど金属サッシ系に変わり、
シャッターが現れ、そして、高気密サッシの登場により現在では雨戸の無い家も
めずらしくありません。

今回は木製雨戸の面材を張り替えました。耐水合板です。決して高くありません。
動きの悪いのは、戸車の交換で直ります。
建て付けの悪いのは、ノコやカンナで削り合わせて直せます。

「おじいちゃんが建てた家だから。」と奥様。

そうですね。

家は直しながら長く使いましょう。


---------------------------------------------------------------------
~あなたの街の 親切ていねいな ふすまと内装工事のお店~
(有)林文香堂 http://h-bunkoudou.com
お気軽にメールください⇒こちらからどうぞ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする