

先日、茅ケ崎市役所前で犬、猫の譲渡会が開かれていました。
譲渡会は、捨てられた犬や猫の飼い主を募集し、マッチングする会です。
昨年、富里の動物愛護センターの譲渡会を視察しました。
動物愛護センターでは、収容された犬・猫等について、健康状態等を確認したうえで希望者に譲渡しています。
譲渡会では、受付の後、譲渡を受けるための講習を約30分間受講後、譲渡イヌ・ネコと対面&マッチング。
飼い主になるということは全てに責任を持つという事。
全体の2割が動物好きで、2割が動物嫌いという割合を踏まえ、全ての人が動物好きとは限らない事を理解した上で
飼うことが大切であると講師の獣医さんが教えて下さいました。
交通事故や動物のご近所トラブルの苦情が動物愛護センターセンターに寄せられ事もしばしば。
迷い犬や猫の相談が月に1000件寄せられるそうですから、
マイクロチップ と迷子札と 鑑札の3点セットで犬に付けておくことをお勧めいたします。
迷子や地震などの災害、盗難や事故などによって、飼 い主と離ればなれになっても、
マイクロチップの番号を リーダーで読み取り、データベースに登録されている飼 い主の
情報と照合することで、飼い主のもとに戻ってく る可能性が高くなります。
※リーダーは、全国の動物保護センターや保健所、 動物病院などに配備されています。
マイクロチップの番号と飼い主 の名前、住所、連絡先などの データを、
飼い主が「動物ⅠD 普及推進会議(AIPO)」
※のデ ータベースに登録します。(登 録料は1千円)
昭和61年の殺処分はイヌとネコを合せて33,000頭。
飼い主が無くなったり、高齢で飼えなくなったりという特別な理由がある場合のみ
動物愛護センターで引取りをし、その中で譲渡をしています。
現在は約1,000頭、それでも約37パーセントが殺処分となっています。
(平成12年は97パーセント殺処分)
殺処分をなくすために、飼い主の居ないネコを減らす取り組みが進むように
千葉県ではネコの屋内飼育を基本としていますが
無責任飼い主ゼロにする事で、捨てられるイヌやネコを減らすことが出来るのではないでしょうか。
空き家でネコが子猫をたくさん産んでしまった、飼い犬が雷の音に驚いて逃げてしまい、その後に交通事故に遭ってしまった
などのご相談を頂き、ペットの課題、飼い主のいないネコの課題に取り組んでいますので
茅ヶ崎での譲渡会もとても勉強になりました。