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市政にキョウミ
 



2007年に葛飾区の「地域連携、のびのび型学校による未来人材育成特区」で、葛飾区から廃校になった校舎を借り、

行政、地元地域の協力で不登校支援のために開学した私立東京シューレ葛飾中学を会派のぞみで視察し、

学園長の奥地圭子先生からお話を伺うことが出来ました。

不登校の原因は、学校との関係、いじめ、本人も分からない理由と様々ですが、

それぞれの子どもに合った学校生活ができ、その子にとって学びやすいやり方で進められるよう、授業を工夫しています。

通い方、参加の仕方も自分のペースを大事にし、デコボコルーム、個人学習室など、独自の空間もあり、

授業の部屋、ホームの部屋だけでなく、自分の安心できる居場所を校内あちこちに設けてあります。

子ども自身が考え、決めることを尊重し、学校全体のことは、月1回子どもと保護者、スタッフによる「学校運営会議」を開き、

日常の過ごし方や、修学旅行や文化祭の内容、ほしい備品などを話し合ってきめています。

休むことが必要、という時は、無理をせず休むことが大切。休んで家にいても、学んだり、友達とつながったり、

出かけたりすることをサポートするホームスクール部門もあり、文部科学省が認めている「IT等を活用した在宅学習を出席扱いにする制度」も

導入し、登校しても出席しにくい授業がある場合、マイコース部門で自分にあった学び方ができます。

1985年北区ではじめたフリースクール東京シューレでの活動以来培った経験を踏まえ、運営にあたる奥地先生(生徒は先生をスタッフと呼びますが)

が力説されたのは、不登校の支援は、親が大事で親が大切だという事でした。

校内においては、月に1回の保護者会、保護者勉強会。

一般、地域、年齢を問わずどなたでも参加できる不登校を持つ親、保護者会は、毎月第3土曜日に行われています。

佐倉市内で不登校の子ども達をどのように支えていくか、更に議論を深めていきたいと思います。

奥地圭子学園長様はじめスタッフの皆様、お世話になりました。

 



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